
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『陰キャちゃん総長にされる 1年生前期』(ナンバーナイン刊)を紹介する。ナンバーナイン公式漫画紹介者のあくせるちゃんさんが、10月31日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、8000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、作者の紫野原広隆さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
■目立たない女子が手にしたもうひとつの顔

オタクでクラスでも居場所がない、16歳・女子高生の陰キャちゃん。しかし、ひょんなことからあるチームの総長となってしまい、それからは生活が一変してしまっていた。
きっかけはイベント入稿の締め切り前日。3日連続で徹夜しながら作業していた陰キャちゃんは、家の裏の公園でエンジンをふかしている集団の騒音にイラついていた。そしてついに我慢の限界を迎え、火事場の馬鹿力を発揮し1人で10人ほどボコボコにしてしまい…。
この2つの属性のギャップがたまらない漫画を読んだ人たちからは、「アシスタント大量確保だ」「速筆になれたらよかったのにね」「非日常が始まった」「キレた顔最高」など、多くのコメントが寄せられている。
■「ここにこの漫画のほぼ全部を詰め込みました」作者・紫野原広隆さんに漫画創作へのこだわりをインタビュー

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
いろんな漫画のアイデアを考える際に、「最初の数ページだけ書く」ということをよくやっており、この漫画も最初の2ページだけ描いてみたことがきっかけです。描いたものを同人サークルの人に見せて、「続きを見せてくれ」と言われて描き始めました。
――本作では、普段と怒っている時の印象がまったく異なるが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
主人公の陰キャちゃんは生粋のオタクで、しかも完コピをするキャラなので、何かしらの漫画のキャラが憑依しているような雰囲気にしています。そして、それが「徹夜すると覚醒して、思いっきり具現化する」という設定で描いています。怒られない程度にオマージュできていればいいのですが(笑)。自分には友人がおらず、誰からも名前すら覚えてもらえないと思っていますが、徐々に周りに人が増えていき、知らないうちに彼女も少しずつ成長している(けど、自覚はしていない)あたりを楽しんでいただければと思います。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
「徹夜叉姫」や「バニーゾンビ」など、ほとんど高校生の悪ノリのような名称は、自分でも気に入ってます。ですが、1番気に入ってるのは、最初の2ページです。ここにこの漫画のほぼ全部を詰め込みましたので。
――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。
高校生のお話をほぼタイムリーに追っているので、季節ごとのイベントなどは意識しながら書いております。しかし、それ以外の展開やキャラなどは、後先考えずに書いています。私自身もドキドキしながら「次はどうなるんだ?」「この子はこの後何やらかすの?」と心配してます。
――今後の展望や目標をお教えください。
元々2ページで終わるつもりが10ページになり、100ページになり…。ニコニコ漫画やピクシブ、Xにて毎週アップしていき、気がついたら現在3年生まで来ています。時系列はリアルタイムと同じくらいで進めているので、おそらく高校卒業まで続くと思います。時々大きな事件が起きながら、結局はダラダラと日常を過ごすような学生生活を描けていけたらと思います。目標ですか…エイプリルフールネタが現実になったら面白いですね。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつも読んでいただき、本当に感謝いたします。皆様のコメントや応援が、陰キャちゃんをここまで成長させたのだと確信しております。これからもぜひ楽しんで読んでいただけたら幸いです!

