メラノーマ(悪性黒色腫)ができやすい場所
皮膚がんであるメラノーマ(悪性黒色腫)はさまざまなところに発現します。そのなかでもできやすい場所を4つ紹介していきましょう。
手のひら
1つ目は手のひらです。手のひらだけでなく、爪下部に発生することもあります。手のひらでは、ホクロやシミのような形から徐々に広がっていきます。
爪の場合は、黒っぽい縦筋が入り、縦筋から爪全体に広がっていくのが特徴です。色調や形が不規則で平らな色素斑が現れ、色素斑に隆起する病変が見られることもあります。
足の裏
2つ目は足の裏です。足の裏も手のひらと同様に末端黒子型に分類されます。
メラノーマ(悪性黒色腫)はホクロのがんとも呼ばれますが、色素斑の中央付近に隆起したできものが生じる傾向にあります。デキモノやいぼにも似ているといわれているため、違和感を覚えたらまずは医師に相談しましょう。
身体の中心部(背中・胸・お腹)
3つ目は身体の中心部(背中・胸・お腹)です。
平たく広がったメラノーマ(悪性黒色腫)が生じるタイプの表在拡大型に分類されます。末端黒子型は50歳以上から発症しやすくなるのに対して、表在拡大型は幅広い年齢で発症するリスクがあります。
首や顔
4つ目は首や顔にメラノーマ(悪性黒色腫)が生じる悪性黒子型です。
不規則な形のシミが徐々に拡大し、やがて中央付近が膨らんでくる末端黒子型と似たような症状が見られます。高齢者の首や顔に発生しやすいタイプともいわれています。
これまで紹介してきた4つ以外にも、鼻・口腔内・女性の小陰唇・膣などの粘膜にメラノーマ(悪性黒色腫)が生じる可能性も否定できません。粘膜は自分で見つけることが難しく、発見が遅れることもある部位の一つです。
手のひらにできたメラノーマ(悪性黒色腫)の治療法
「もしかすると、メラノーマ(悪性黒色腫)を発症しているかもしれない」と気付いたときに頭をよぎるのは、どのような治療をするのかではないでしょうか。
メラノーマ(悪性黒色腫)の治療法は主に3つあります。
外科手術
メラノーマ(悪性黒色腫)は、外科手術によって病変部分を切除するのが一般的な治療法です。
転移がない場合には、病変部分の周辺を1〜2cmと少し大きめに切除する拡大切除を行います。
転移があり、かつリンパ節まで病変が広がっていた場合には、領域リンパ節を切除するリンパ節郭清術を行うこともあります。
薬物療法
薬物療法は外科手術が難しい場合に適用されます。症状緩和・術後の再発と転移防止を目的とした治療法です。
薬物療法は病状に応じて適用されます。一次療法では、分子標的薬あるいは免疫チェックポイント阻害剤を使用して症状を抑えます。病状に応じて、二次療法の全身薬物治療を選択されることもあるでしょう。
放射線療法
がんの治療といえば、放射線療法をイメージする方も多いのではないでしょうか。
放射線療法はメラノーマ(悪性黒色腫)にも有効で、症状緩和と術後補助療法を目的としています。さらに、脳や骨などにがんが転移した場合は、手術・薬剤での治療が難しくなります。
放射線療法は通院でも治療を受けられるメリットの反面、副作用が出やすいデメリットもあるため、医師とのカウンセリングが大切な治療法です。

