4年ぶりに夫ミノルさんの実家に帰省することになったナオミさんは、出発前から憂鬱な気持ちを抱えていました。なぜなら、義実家は男尊女卑の考えが色濃く残っているから。到着するや否や、ナオミさんと娘のユズキちゃんは早速手伝いに駆り出されます。ナオミさんが「ユズキにお手伝いは・・・」と言うと、「ほら大学出てる女なんて男の言うこと聞かない」と野次が飛んできました。それだけに留まらず、ユズキちゃんの習い事をお金の無駄と非難して「学なんてつけて生意気な女になったら困る」「嫁の貰い手がなくなるぞ」と言いたい放題。他にも、男の子だけお菓子をもらったり、食べる場所が違ったりすることを不思議に思ったユズキちゃんは、ナオミさんに「男の子と女の子って何か違うの?」と悲しそうに聞きました。ナオミさんがどうしてそう思ったのか理由を聞くと、親戚のおじさん達に言われた言葉と、ミノルさんがユズキちゃんを庇うことなく笑っていたことを知り、怒りに震えます。ナオミさんは、落ち込んだ様子のユズキちゃんに部屋に戻るよう言いました。
「もし夫が浮気したらそれは嫁の至らなさが原因」デリカシーってご存じ?

男の子だけお菓子をもらえたり、食事の場所を分けられたりすることを疑問に思ったユズキは、私に「男の子と女の子って何か違うの?」と悲しそうに尋ねてきました。どうしてそう思ったのか理由を聞くと、親戚のおじさん達に心ない言葉を言われたこと、そしてミノルがユズキを庇うどころか一緒になって笑っていたことを知り、私は怒りに震えました。
落ち込むユズキを部屋に戻し、いそいそと手を動かしていると、義祖母が突然「ところでナオミさん、夜の方はちゃんとさせてるのか?」と聞いてきました。あまりにも唐突な問いかけに、私は「えっ・・?」と固まってしまいます。

すると隣にいた義母も一緒になって、「あなたがミノルを満足させてあげないと、もしミノルが浮気したらあなたが至らないからよ」と言い放ちました。ため息をつきながら、さも当然のように伝えてくる義母に思考がフリーズします。

私たちの会話を聞いていたのか、周りの親戚達まで寄ってきては「頑張らんとそのうち他所で子どもをこさえるぞ」「夫を喜ばせるのも嫁の務め」と次々に口を挟んできました。何を言われているのか理解が追いつかず、私の口からは「は?」という言葉しか出てきませんでした。

義祖母と義母は身を乗り出し、「男を産めないようじゃ森岡家の嫁とは認められん」「あと数年は待つけど、できなかったら離婚も考えないと」ため息をつきながら、やれやれといった感じで話します。男尊女卑のお手本のような発言に、私は言葉を失いました。

男の子を産めないと離婚だなんて、いつの時代の話?そもそも後継ぎが何人も必要なほど立派な家系でもないのに、夫婦生活にまで口を出してくるなんてデリカシーが無さすぎる。あまりの非常識さに、私の頭の中では「は?」という言葉が何度も反芻していました。
親戚のおじさん達と一緒になってユズキちゃんを貶す夫ミノルさんの態度にイライラしながら手を動かしていると、義祖母が突然「夜の方はちゃんとさせてるのか?」と聞いてきました。すると、義母や周りにいた親戚まで寄ってきて「ミノルが浮気したらあなたの責任だから」「頑張らないと他所で子どもをこさえるぞ」と口を挟む始末。終いには、「男の子を産めないなら離婚も考えないと」とため息をつかれます。男尊女卑のお手本のような発言に、ナオミさんは言葉を失いました。
時代は令和ですが、いまだにこんなことを言うお家があるんですね。夫婦生活にまで口を出してくるなんて、デリカシーの無さに呆れてしまいます。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。
![「男の子が産めないなら離婚」時代錯誤すぎる義祖母と義母の要求に思わず目が点。義実家に行きたくない[4]|ママ広場マンガ](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/27/2025/11/1763798740036_cmxj7ys00ir.jpg?maxwidth=620)
