冷え性の犬に見られる症状と行動

犬が冷え性になると、体温が下がるだけでなく、血流の悪化や消化不良などのトラブルを引き起こします。見た目には分かりづらいですが、行動や体調の変化といったサインがあらわれます。飼い主さんがそのサインを早めに察知し、適切に対処してあげることが大切です。まずは、冷え性の犬に見られる症状を確認しましょう。
足先や体が冷える
犬の足先や耳、肉球を触ってみて冷たいと感じたら、冷え性の可能性があります。血流が悪くなると末端から冷えていきます。触ったときに温もりを感じられない場合は注意が必要です。
特に冬場や冷房の効いた室内では、体温を維持しにくくなります。床に直接寝るのを避け、毛布やベッドなどを用意して保温できる環境を整えてあげましょう。体温が戻りにくいときは、全身の冷えが進んでいるサインです。
体を丸めてじっとしている
寒さを感じた犬は、体を小さく丸めて熱を逃がさないようにします。まるで猫のように丸くなっている場合や、動かずにじっとしているときは体の芯まで冷えているかもしれません。場合によっては、元気がないように見えることもあります。
寒さで丸まっているときは、室内を暖め、温かい場所に移動させてあげましょう。ペット用のヒーターや湯たんぽなどを利用するのがおすすめです。
ブルブルと震えている
寒さを感じると、犬も人間のように筋肉を震わせて体温を上げようとします。これがいわゆる「寒さの震え」です。
ただし、長時間震えが続いたり、震えとともに歯を鳴らすような仕草がある場合は、体温が著しく低下している可能性があります。飼い主さんは毛布で包んで体を温める、室温を上げるなどとにかく温めてあげることが重要です。
下痢や軟便が見られる
冷え性が進行すると、内臓の働きが鈍り、消化不良を起こすことがあります。その結果、下痢や軟便が続くことも少なくありません。特に冬場に下痢や軟便などの体調不良が増える犬は、冷え性が疑われます。
犬の冷え性では、消化器のほかにも泌尿器、関節、循環器などへの影響も注意が必要です。
温かい食事を与えたり、寝床の底冷えを防ぐ工夫をするなど、温かく過ごせるように対策をしてあげましょう。
病院に行くべき冷え性のサイン

犬の冷えは放置してよいものではありません。軽度であれば環境の改善で回復しますが、重度になると内臓機能の低下や持病の悪化につながります。
冷えによる受診の目安は以下となります。
震えが止まらない 体温が上がらない 食欲や元気がない 下痢や軟便が続く温めてもこれらの症状が改善しないときや、体調の変化が見られるようなときは早めの受診が必要です。単なる冷えではなく低体温症や内臓などの病気が隠れている可能性もあります。
特にシニア犬や持病のある犬は冷えによって体調変化を起こしやすいため、普段から体温や健康状態には気を配るようにしましょう。

