共働きで忙しく、年末に初めて浴室クリーニングを業者に依頼したときのことです。来てくれたのは30〜40代くらいの男性スタッフで、最初の印象はごく普通でした。しかし作業が始まってしばらくすると……。
予想外の“つぶやき”に固まったワケとは
浴槽を見ながら、「あ〜これ、あんまり掃除してないですよね? 子どもがいる家なら、もっと気を付けたほうがいいですよ」と言われたのです。
たしかに忙しくて細かいところまで手が回っていなかったのは事実ですが、初対面で笑顔もなく真顔で言われたことに驚いてしまいました。さらにその後も「水アカは放置すると汚れが倍増しますからね〜。日々の掃除が大切なんだけどな〜。はぁ〜大変だなぁ〜」と、小言をボソボソとつぶやいているのが聞こえて、なんだかモヤモヤ……。
作業自体は丁寧だったものの、「言葉ひとつでこんなにも不快な気持ちになるのか」と痛感した出来事でした。会社にクレームは入れませんでしたが、次回からは別のスタッフを指名するようにしました。以降は丁寧でテキパキした方が来てくれるようになり、気持ちよく利用できています。
この件で「お風呂掃除はこまめに」をより意識するようになり、結果的には良い学びになったかなと思っています。
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どんなに丁寧な作業でも、言い方ひとつで相手の受け取り方は大きく変わりますよね。お互いに相手の立場を思いやるコミュニケーションを心がけたいですね。
著者:斎藤かおり/40代 女性・会社員。10歳の息子を育てる母。趣味は読書とドラマ鑑賞。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)

