心ときめく大正ロマンの世界へ「竹久夢二展」11月21日(金)から開催

デザイナーの先駆け:多彩な創作活動

竹久夢二6「港屋絵草紙店」

夢二の創作活動は幅広く、図案、雑誌や楽譜の表紙絵など多岐にわたっています。現在のイラストレーター、グラフィックデザイナーの先駆的な役割を果たし、夢二の芸術は大衆文化に広く浸透しました。

大正3年(1914年)、夢二は東京・日本橋に「港屋絵草紙店」を開き、絵葉書や千代紙などを通して「芸術を生活の中に」という理念を実現しました。心の港を意味する店名「港屋」のもと、夢二式美人や和洋折衷のデザインで女性たちを魅了し、大正浪漫を象徴するアートショップの先駆けとなりました。

夢二と音楽:セノオ楽譜の装画

竹久夢二7セノオ楽譜「椿姫」

夢二のグラフィックデザイナーとしての才能を語るうえで欠かせないのが、「セノオ楽譜」の装画です。「セノオ楽譜」は、妹尾幸陽が国内外の名歌・名曲を紹介するために出版した楽譜集で、総数は千曲を超えます。

その中で夢二は270点以上の表紙絵を手がけ、斬新でモダンなデザイン、洗練されたレタリング、多彩な意匠など、才気あふれるグラフィックワークを発揮しました。当時の人々はその美しい装画に魅了され、夢二の人気を広く押し広げるきっかけとなりました。

大正7年頃発表の「椿姫」は、哀愁漂う女性像と、儚い愛を象徴的に表現した名作。音楽と美術が融合した夢二芸術の代表作です。

また、夢二自身の作詞による楽曲が24曲含まれ、その代表が大正7年発表の名作「待宵草(宵待草)」です。この曲は11月29日(土)の二胡のミニコンサートでも演奏される予定です。

配信元: イロハニアート

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