2人目を妊娠中のヒナさんは、夫のリクさんと息子のアオくんと暮らしながら、義祖母と敷地内同居をしています。リクさんは小さい頃に母親を亡くしており、ずっと義祖母が母親代わり。義祖母の溺愛っぷりは凄まじく、甘やかされて育ったリクさんは結婚して子どもが産まれてもなお、身の回りのお世話を義祖母にしてもらっています。一方の義祖母は、毎日喜んでリクさんのお世話をしますが、嫁なのにリクさんの世話をしないヒナさんに呆れている様子。そこでリクさんの兄カイトさんの妻カナコさんを呼び、ヒナさんに指導するよう伝えました。ヒナさんはというと、妊娠中ということもあり、2歳のアオくんのお世話で手一杯。そんなとき、カナコさんから呼び出しのメッセージを受け取り、何を言われるんだろうとブルーな気持ちになります。頻繁に義祖母の家へ行くリクさんに自立するよう伝えますが、「ばあちゃん孝行だよ」と聞く耳を持ちません。2人目が産まれたらどうするのよ・・・ヒナさんは頭を抱えました。
妊娠しながらイヤイヤ期の息子のお世話もする・・・夫は役に立たない

カナコさんからの呼び出しメッセージに、ヒナさんの気持ちは一気にブルーに。スマホをいじりながらのんびりするリクさんに、「おばあちゃんに甘えすぎじゃない?いい年なんだし自立したら?」と言っても、返ってきたのは「はいはーい」という軽い返事だけ。この調子で2人目が生まれたらどうなるのか・・・ヒナさんは頭を抱えます。
翌朝、家のこともアオくんのお世話も放り出してフットサルに向かったリクさん。相変わらず自分のことだけしかしない夫にヒナさんはため息をつきます。カナコさんとの約束があるヒナさんは、「朝ごはん食べたらおばあちゃんちに行こうか」とアオくんに声をかけ、バナナを食べさせようとしますが・・・。

「イヤーッ!むじむじー!」アオくんはテーブルを叩きながら泣き出してしまいました。自分でバナナを食べたかったのか、イヤイヤと暴れます。「え?ごめん自分でやりたかった?じゃこっちのバナナで・・・」ヒナさんは慌ててフォークを持たせようとします。

しかし、アオくんの機嫌は直りません。「イヤーッ!」と叫びながら食器やコップをひっくり返し、もっと泣き出してしまいました。「アオ!落とすのはダメ!自分でしたかったのはわかったけど」ヒナさんは慌てて止めようとしますが、せっかく作った朝ごはんは床に散らばってしまいました。

床に散らばったご飯を片付けながら、ヒナさんはため息をつきます。「アオ~!おばあちゃんちに行く時間になっちゃうよ~!」と声をかけても、返ってくるのは「イヤーッ!」と泣き声ばかりでまったく落ち着く気配がありません。とても間に合いそうにないと思ったヒナさんは、カナコさんへ「少し遅れます」と連絡しました。

「ヒナちゃん、ちょっと遅れるそうです」スマホの通知を見たカナコさんが義祖母にそう伝えると、「え~?もうっあの子ったら時間通りに来たことないのよ、だらしなくて困っちゃう!」と呆れながら言いました。
カナコさんとの約束に間に合うように、朝から支度を始めるヒナさん。家のこともアオくんのお世話をせず、自分のことだけ済ませて遊びに出かけたリクさんを、呆れ顔で見送ります。気を取り直してアオくんに朝ごはんを食べさせようとするも、イヤイヤ期まっさかりのアオくんはお皿ごとひっくり返して大荒れ。ヒナさんは疲れ切った表情で、床に散らばった料理を片付けました。もうこんな時間・・・このままでは到底間に合わないと判断したヒナさんは、カナコさんへ「少し遅れます」と連絡します。
ヒナさんの苦労を知ろうともせず「だらしない」と決めつけて悪口を言う義祖母。本当にだらしないのはリクさんの方ですよ、と教えてあげたいです。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ
![家のこともイヤイヤ期真っ最中の息子のお世話も放り出して遊びに出かけた夫。甘やかし祖母と無責任夫[5]|ママ広場マンガ](https://assets.mama.aacdn.jp/contents/27/2025/11/1763854542800_gsr87m76z5c.jpg?maxwidth=620)
