がんを予防する可能性の高い食べ物
野菜
野菜にはがん予防に有用と思われる機能を有するいろいろな成分が含まれています。
緑黄色野菜に多く含まれるカロテン、柑橘系果実のビタミンC、トマトのリコピンなどは生体内で発生する活性酸素やフリーラジカルを消去する抗酸化作用があります。
また、キャベツやブロッコリーなどの野菜に含まれているイソチオンシアネートは、発がん物質を解毒する酵素の活性を高める作用があります。
ほうれん草などの緑葉の野菜や果物の葉酸はDNAの合成には欠かせない成分ですし、ニンニクやタマネギなどのアリウムには抗酸化作用や発がん物質の生成抑制・解毒促進作用があります。
ですから、普段の生活において、これらの野菜を積極的に摂取することで、がん予防につながる可能性があります。
「がんを予防する可能性の高い飲み物」についてよくある質問
ここまでがんを予防する可能性の高い飲み物などを紹介しました。ここでは「がんを予防する可能性の高い飲み物」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
コーヒーはがん発症のリスクを高めるのでしょうか?
甲斐沼 孟(医師)
コーヒーをたくさん飲んでいる人は、肝がん発生率が低いといわれています。ただし、肝がんになる人の多くがかかっているウイルス性肝炎や肝硬変などのように肝機能が悪い状態では、カフェインを代謝する機能が障害されるために、コーヒーを飲む量が減るという報告もあります。B型かC型の肝炎ウイルスに感染していない人では、肝がんになることはまずありませんので、コーヒーをたくさん飲むことの肝がん予防におけるメリットは、ほとんどないと考えられます。
緑茶はがん発症のリスクを軽減するのでしょうか?
甲斐沼 孟(医師)
わが国の人口動態統計によると、緑茶生産地では、がん標準化死亡比が男女とも全国値と比較して著しく低いことが確認されていて、特に緑茶生産地である静岡県の中川根町では、胃がんを発症する男性の割合が全国平均の約5分の1です。
なぜ緑茶ががん予防効果をもたらすかという点に関しては、カテキンの活性酸素消去作用、抗突然変異抑制作用などが関与していると考えられていますが、いまだに詳しい解明はされていませんので今後の研究が期待されています。

