
■瀬戸内海の自然現象「海霧」に着想を得た客室
「界」ブランドでは、地域文化に触れられる客室「ご当地部屋」を各施設に設けている。「界 宮島」は、全54室すべての部屋から瀬戸内海を望むことができ、今回新たにその客室名を「海霧の間」に決定した。
海霧とは、暖かく湿った空気が冷たい海面に触れることで発生する霧で、瀬戸内海の地形的特性から比較的よく見られる現象。とくに初夏には、空・海・島々が織り成す幻想的なグラデーション風景を生み出す。この自然美を、客室全体で表現したのが「海霧の間」だ。

■絶景と調和するロングソファと、グラデーションが印象的なカーテン「海霧の間」
客室の窓辺にはロングソファを設け、目の前に広がる瀬戸内の島々と海を一望できる特等席としている。窓の左右には、海霧を思わせるグラデーションカーテンを配し、室内と外の風景がなめらかに溶け合うように設計されている。

■香川にゆかりのある素材「庵治(あじ)ガラス」を用いた照明
照明には、香川県産の高級石材「庵治石(あじいし)」の粉を用いて制作された「庵治ガラス」を採用。瀬戸内海を思わせる穏やかな蒼(あお)色が印象的で、背景の壁にはグラデーションの左官仕上げを施し、地域に根ざした工芸品と自然美を調和させた空間に仕上げている。

■備後地域発「福山デニム」の藍色クッション
ソファに添えられたクッションには、広島県福山市を中心とする備後地域で製造される「福山デニム」を用いている。江戸時代から続く備後絣(びんごかすり)の技術が息づく藍染めで、美しい色落ちと深みのある風合いが魅力だ。

■瀬戸内の漁師文化を感じるテーブルと、「大竹和紙」の光
客室のテーブルには、漁師が魚を入れていた籠「魚籠(びく)」を模した網目のデザインを採り入れ、瀬戸内らしい趣を添えている。また、寝台の背面には、広島県大竹市で400年以上の歴史をもつ手すき和紙「大竹和紙」を使用。地元産の楮(こうぞ)のみを原料としたしなやかで丈夫な質感が、柔らかな灯りとともに空間を包み込む。


■湯治文化を再構築した「界 宮島」の温浴体験
客室以外にも、瀬戸内海を一望できる最上階の大浴場や、古くから伝わる「石風呂」を現代的に再構築した温浴施設を備えている。瀬戸内の海や山、文化を五感で堪能できる、安らぎに満ちた空間が広がる。


■施設概要
施設名:界 宮島
所在地:広島県廿日市市宮島口西1丁目
アクセス:JR宮島口駅・広電宮島口駅から車で5分、広島空港から車で60分
客室数:54室
付帯施設:フロント、大浴場、石風呂、食事処、ショップなど(宿泊者専用)
延床面積:7830.70平方メートル
開業日:2026年夏を予定
予約開始:2026年春を予定
※掲載情報は変更となる場合がある

■「界」ブランドについて
「界」は星野リゾートが展開する温泉旅館ブランドで、全国に23施設を展開している。「王道なのに、あたらしい。」をコンセプトに、和の伝統や季節感を活かした新しいおもてなしを追求する。
各施設では、その土地ならではの文化を体験できる「ご当地楽」や、地域の工芸や文化に触れられる「ご当地部屋」を設けている。2026年には、「界 草津」(群馬県・草津温泉)と「界 蔵王」(山形県・蔵王温泉)が開業予定で、「界 松本」(長野県・浅間温泉)のリニューアルも控える。さらなる進化が期待されている。

大きな窓から見渡す瀬戸内海と、静かに溶け合う伝統工芸の美。「海霧の間」は、地域とひとつになれるような、穏やかで贅沢な時間をもたらしてくれる。
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