「彼氏はいない」驚愕の事実が社内に
ところが野々花は、その後3日間も会社を休んだ。しかも彼女に対する驚くべき情報が、私の耳に届く。
「え、野々花さんと彼氏…入社前に別れてるの?」
「そう。だから今、彼氏はいないはずなんです」
野々花の同期の女の子は、大学の友人から聞いたという情報を私にも教えてくれた。大学の大きな合同サークルに所属していた野々花。そこで知り合った3つ年上の男性と、付き合っていたのは事実らしい。
しかし、去年の年末に彼氏から振られた。彼にベタ惚れだった野々花のショックは相当だったようで。
「泣きついたうえ、最後の方はストーカーまがいになって…接近禁止命令まで出たそうですよ」
まさにすさまじい過去だ。
「じゃあ、彼氏の話って…」
「全部妄想みたいです。ていうか、本気で思い込んでるのかもしれないですね…」
脳裏には、野々花のエア会話が思い出された。あれはやはり、見間違いではなかったのだ。そして彼女のヤバい噂は、瞬く間に社内に広がっていく―――。
あとがき:失恋は免罪符にならない
野々花の「ダァ」は妄想彼氏だった。衝撃的な事実を知って、美月は驚きます。今回長く休んでいる理由も、ミーティングでの叱責ではなくこの真相がバレてしまったからかもしれませんね。
失恋はたしかに心の傷となりますが、それによって周りに迷惑をかけたり、ましてや仕事に支障をきたすのは社会人としてあってはいけないこと。野々花に必要なのは、心の休息なのかもしれません。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。
記事作成: hiiro
(配信元: ママリ)

