次々と発覚する管理のずさんさ
過去の利用履歴などを確認しながら話し合いを進めるなかで、さらに衝撃的なことが発覚しました。
長女が小学1年生のときに利用していた、同施設内の民間学童で、「過払い分の返金がまだおこなわれていなかった」と言うのです。本来であれば戻ってくるはずのお金が何年も放置されていたことになります。
これを聞いて、もはや怒りを通り越してあきれてしまいました。
施設全体の管理があまりにもずさんで、私たちが信頼して預けてきた年月は何だったのかとショックを受け、最終的に、長女だけでなく下の子どもたちの習い事もすべてやめることにしました。
長女の本音を初めて知り、後悔と反省
私は施設での手続きを終えて帰宅し、気持ちを落ち着かせてから、改めて長女に話を聞くことにしました。
夏以降、習い事の時間は近くの本屋で時間をつぶしたり、施設周辺を散歩したりして過ごしていたそうです。ひとりでその時間をどうしようか迷いながら、誰にも言えずに毎週やり過ごしていたことがわかりました。
長女が習い事へ行きたくなかった理由も、ようやく聞くことができました。
週4回の習い事は知らず知らずのうちに長女の負担になっており、スイミングもダンスも、以前のように“楽しい”と思えなくなってしまったこと。
疲れがたまっていたのに、私たちに心配をかけまいと、気持ちを言い出せずにいたことを打ち明けてくれました。
そして、「ダンスの冬の発表会が近づき、参加していないことがバレるのが怖くなったから“やめたい”と言った」とぽつり。
その言葉には、長い間抱えていた不安や苦しさがにじんでいました。
本当はずっと助けを求めたかったのに、気づいてあげられなかった――。
長女がひとりで抱えていた気持ちを思うと胸が締め付けられ、親としてもっと早く変化に気づけたはずだと強く反省しました。
今回の出来事は、私たち親にとって大きな学びになりました。
「楽しく頑張っている」と思い込み、長女の心のSOSに気づけなかったことが何よりの後悔です。
施設側の管理の甘さには強い不信感を覚えましたが、それ以上に、まずは子どもの気持ちにきちんと向き合うことの大切さを痛感。これからは、長女がどう感じているのか、習い事が本当に楽しめているのか、もっと丁寧に話を聞きながら決めていきたいと思います。同じことを二度と繰り返さないよう、親としてしっかり寄り添っていこうと心に決めました。
著者:原口さくら/30代女性・主婦。3姉妹を育てる兼業主婦。好きな家事は料理。夫が多忙で毎日ワンオペ。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
※AI生成画像を使用しています

