「認知症の初期症状」についてよくある質問
ここまで認知症の初期症状などを紹介しました。ここでは「認知症の初期症状」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
家族が認知症かどうかチェックする方法を教えてください。
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
物忘れの回数が多いこと、新しいことや約束が覚えられないこと、怒りっぽくなるなど人柄に変化があること、これまで好きだった趣味などに興味を示さなくなること、など日常生活の中で何らかの変化があるかどうかチェックしてみましょう。いくつか思い当たる場合には、かかりつけ医などに相談すると良いでしょう。
認知症の初期症状で怒りっぽくなる原因はどんなことが考えられますか?
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
物忘れが多くなることでストレスが溜まったり、前頭葉機能の低下によって感情をコントロールすることが難しくなったりするなど、さまざまな要因が重なることが考えられます。
若年性認知症の初期症状はどのような特徴がありますか?
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
もの忘れが多い、職場や家事などでミスが多い、怒りっぽい、今までにない行動・態度が出る、人の話を聞かないという症状がよくみられると言われています。
認知症を疑う歩き方の特徴について教えてください。
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
認知症では、歩幅が狭くなったり、すり足気味で歩いたり、フラフラしてバランスが悪い歩き方が見られます。このような転倒しやすい歩行状態になるので、不安定な歩き方や転んでしまうことがあったら、認知症の存在を疑うきっかけになります。
編集部まとめ
年齢を重ねるにつれていわゆる年相応の物忘れが見られますが、認知症の場合にはもっと急激にものすれなどの症状が進行します。認知症の多くは、一度進行したら元に戻らない病気であるため、早めに症状に気がついたら受診して原因を検索してそれに応じた対策を取ることが大事です。
ただし、認知症の症状も治る可能性があることも認識しておくことが重要です。認知症の前段階である軽度認知障害は早めに対策を取ることで正常な状態に戻る可能性があります。また、認知症全体の5-10%と少数ではありますが、甲状腺機能低下症や正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫などといった治療によって治る認知症もあります。認知症の症状を疑ったら脳神経内科や脳神経外科、精神科、認知症外来などで早めに相談することをお勧めします。

