「大腸がんから転移しやすい場所」はご存知ですか?転移後の症状も医師が解説!

「大腸がんから転移しやすい場所」はご存知ですか?転移後の症状も医師が解説!

「大腸がんから転移しやすい場所」についてよくある質問

ここまで大腸がんから転移しやすい場所などを紹介しました。ここでは「大腸がんから転移しやすい場所」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

大腸がんはどこの部位に転移しやすいですか?

和田 蔵人 医師

大腸がんは、肝臓、肺、脳、腹膜に転移をしやすいです。これらの場所を中心に定期的に再発がないかチェックをする必要があります。

大腸がんは転移する確率が高い疾患なのでしょうか?

和田 蔵人 医師

大腸がんは他のがんと異なり、転移の広がりが遅いのが特徴と言われています。他のがんでは一か所転移が見つかると、すでに全身に転移していることが多いですが、大腸がんでは、ある程度のがん転移があったとしても切除可能であれば長期生存も期待できると考えられています。しかし、転移の広がりが遅いことが一因となっているためか、手術後ある程度の期間がたってから転移が見つかることも珍しくありません。大腸がんは手術で完全に切除しても、一定の割合で再発が起こるため転移する確率が高い様に思われるのかもしれません。5年程度の定期的な検査で再発、転移がないかを調べることが非常に重要です。

大腸がんが再発しやすい人の特徴を教えてください。

和田 蔵人 医師

大腸がんの進行が進むにつれて再発しやすくなります。粘膜内癌であれば転移は起こりません。がんを完全に切除できれば再発は起こりません。しかし、粘膜下層まで浸潤していると再発率は約1%、固有筋層まで浸潤すると再発率約6%、ステージⅡの再発率で約13%、ステージⅢの再発率は約30%となっています。このため、がんの進行が進んでいる場合には、完全にとりきれたと思っても注意が必要です。また、再発の約85%は手術後3年以内に、95%以上は術後5年以内に見つかります。手術をして5年以内の方は、再発の可能性を考えて定期的に検査を受ける必要があると言えます。

まとめ大腸がんの転移は、完全に切除しても注意が必要!

大腸がんは、転移の広がるスピードが他のがんと比較してゆっくりであると考えられています。このため、完全にがんを取りきれたと思っても、術後に転移が見つかることも少なくありません。転移が見つかっても、大腸がんの場合には、切除可能であれば早期に外科手術で切除し、根治を目指すこともできると考えられています。手術をして5年以内には再発、転移が見つかることも多く、なるべく早く発見されれば根治を目指す治療が可能です。主治医の指示に従って、定期的に再発の可能性がないかチェックすることが大切です。

配信元: Medical DOC

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