「まさか自分が原因なんて」東京新聞記者が明かす“男性不妊の真実”、3年越しに子を授かって思うこと

「まさか自分が原因なんて」東京新聞記者が明かす“男性不妊の真実”、3年越しに子を授かって思うこと

「パートナーを傷つけたくない」「自分自身の怖さも…」検査を阻んだ壁

Ⓒママリ

不妊の可能性を意識し始めたものの、クリニックでの検査を切り出すことには高いハードルがあったと川田さんは振り返ります。

「妻に『不妊治療をしよう』っていうふうに誘うことも、ハードルが高いというか。彼女を傷つけてしまうんじゃないか」「断られてしまうんじゃないか」

川田さんは、妻を誘うまでに1か月ほど悩んだといいます。しかし、勇気を出して検査に誘ったところ、妻から返ってきたのは意外な言葉でした。実は、妻も検査を受けたいと思っていたのに「なかなか誘えなかった」というのです。

妻からすれば、川田さんが「不妊治療なんて受けたくない」と言うのではないかと怖かったそう。互いの心情を考えるがゆえに、不妊期間が長引いてしまった、心の壁があったのです。

加えて、川田さんはこの時「自分自身の怖さがあって検査に誘えなかった」という思いもあったと明かしています。検査を受けて不妊の原因を知ることは、自分にとってもパートナーにとっても負担になる可能性があるからこそ、なかなか言い出せないのかもしれませんね。

不妊の原因は「精索静脈瘤」――判明と自己嫌悪

Ⓒママリ

2018年5月、ご夫妻はともにクリニックを受診されます。

わずか2時間ほどで検査が終わり、川田さんの精子の「濃度」と「前進精子率」が、世界保健機関(WHO)の基準値を下回っていることが判明しました。

そして、夫婦で受けた不妊検査の結果、男性不妊の原因の一つである「精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)」と診断されます。自覚症状がほぼなかった川田さんにとって、この診断は大きなショックでした。

「自分が不妊の原因だったっていうのを現実を突きつけられた」
「自分は生物学的にダメなんじゃないかとか、精神的にはすごくショックだったできごと」

と、当時の心情を吐露されています。

配信元: ママリ

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