素材の味を活かすピザ
畑のピッツァとマルゲリータ(ハーフ&ハーフ)

メニュー選びに迷ってしまったのでハーフ&ハーフで2種類を選びました。(1700円)
ナッツがアクセントの畑のピッツァはほうれん草ソースにレタス、ベーコン、モッツアレラが乗っています。レタスのシャキシャキ感とナッツのポリポリ食感が食事の楽しさを増します。ホウレンソウソースのコクで口の中に畑や森が広がるようです。
マルゲリータはシンプルだからこそ、さらに素材の良さが全面に出ていました。トマトは酸味がなく、優しい甘みです。生地も具材も楽しめます。
どちらにも共通して、お出汁の主張はとても控えめで知らないと気が付かない程度です。しかし出汁のおかげで少量の油でも旨味があります。
このピザの味にホッとするのは日本人ならではかもしれません。
ロコモコピッツァ

ロコモコのピザ(2200円)はめずらしいですね!ハンバーグが約1個分乗っていてボリュームたっぷりです。アメリカらしいピザですね。しかし、店主の人柄が表れる一枚です。
卵は鳥取県湯梨浜町(ゆりはまちょう)の渡辺のびのび農園の「いのちのたまご」を使用しています。鶏のご飯の栄養バランスが考えられていて、旬のものも食べているので季節によって黄身の色が異なります。
他のピザと比べると味つけはしっかりしています。愛情をたっぷり注がれた卵がリーダー役としてピザ生地や食材同士がケンカしないように”まとめていて”安心して美味しくいただきました。
湯梨浜フルーツパイ

食後のデザートにおすすめの湯梨浜フルーツパイ(600円)です。
梨やりんご、レーズン、クルミなど地元のフルーツも使っています。自家製の生キャラメルソースと一緒にいただきます。

芸術作品のように美しい面です。”かまくら”の中にフルーツたちが住んでいます。
このパイの外側はパリパリで内側はふわふわ、中身はしっとりしていて色々な食感が口の中に押し寄せてきます。食べているうちにフルーツにしみ込んだ味わいが出現します。
フルーツとパイがとても仲良しなので違和感がなく一体となって口の中に溶け込んでいきます。

生キャラメルソースは火加減の絶妙さを感じます。苦みはなく、ほどよく焦げた風味がフルーツパイの甘みを引き立ててくれます。固すぎず、柔らかすぎずのソースはなめらかに馴染みます。

