「肺がんの代表的な4つの症状」はご存知ですか?医師が徹底解説!

「肺がんの代表的な4つの症状」はご存知ですか?医師が徹底解説!

肺がんの症状とは?Medical DOC監修医が肺がんの症状などを解説します。

※この記事はMedical DOCにて『「肺がんの症状」はご存知ですか?初期症状・末期症状も医師が徹底解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

木村 香菜

監修医師:
木村 香菜(医師)

名古屋大学医学部卒業。初期臨床研修修了後、大学病院や、がんセンターなどで放射線科一般・治療分野で勤務。その後、行政機関で、感染症対策等主査としても勤務。その際には、新型コロナウイルス感染症にも対応。現在は、主に健診クリニックで、人間ドックや健康診断の診察や説明、生活習慣指導を担当している。また放射線治療医として、がん治療にも携わっている。放射線治療専門医、日本医師会認定産業医。

「肺がん」とは?

肺がんは、気管支や肺胞細胞ががん化する病気で、増殖して周囲の組織を壊し、リンパ節や肺、骨、脳、肝臓、副腎に転移することもある疾患です。主要な組織型は腺がん、扁平(へんぺい)上皮がん、大細胞がん、小細胞がんの4つで、その中で最も一般的なのは腺がんです。
肺がんの治療は組織型により異なり、「小細胞肺がん」と「非小細胞肺がん」(腺がん・扁平上皮がん・大細胞がんなどを含む)に大別されます。喫煙は、特に扁平上皮がんや小細胞がんと強く関連していますが、喫煙していない人も肺がんに罹患する可能性があります。
肺がんは進行の程度に応じてステージ1から4に分類されます。ステージ1は最も早期の段階で、ステージ2はステージ1より進んだ段階、ステージ3はがんが大きくなったり離れたリンパ節に転移があったりするもの、ステージ4は他臓器への遠隔転移があるものとされます。

肺がんの代表的な症状

それでは、肺がんの代表的な症状について解説します。
早期には症状が見られないことも多く、進行して初めて症状が出ることもあります。
そして、これから記載する症状があるからといって肺がんである、というものではありません。逆に、「この症状は肺がんの初期症状」といえるような、特徴的な症状や、わかりやすい自覚症状もないため、注意しましょう。

風邪のような症状(咳や痰、血痰、発熱)

肺がんは、特に症状が出ないこともありますが、症状の中で多い症状としてものには咳と痰などの風邪のような症状があります。
なかなか治らない風邪症状が続く場合には、一度内科を受診しましょう。

胸や背中の痛み

初期症状よりもやや進んだ状態で、胸膜(きょうまく)という肺を覆う膜に近い部位に発生した肺がんがやや進行し、胸膜へ浸潤した際や、がんが作る水が肺(胸水:きょうすい)がたまった時には、胸や背中の痛みを感じることがあります。
肺を覆う胸膜には、肺に接する臓側胸膜(ぞうそくきょうまく)と、胸壁、つまり肋骨や筋肉でできた胸の壁の方に接する壁側胸膜(へきそくきょうまく)があります。
この壁側胸膜は痛みを感じるため、胸や背中の痛みを生じることがあるのです。
鎮痛薬などでも治らない胸の痛みや背中の痛みを感じる際には、胸部レントゲンなどの検査を受けた方が良いため、内科を受診しましょう。

息苦しさ、動悸

肺や心臓のまわりにがんが作る水(胸水や心嚢水:しんのうすい)がたまることがあります。そのために、息苦しさや動悸が強く起こることもあります。
ただし、慢性閉塞性肺疾患や心臓の病気でも息苦しさや動悸は出現することがあります。
いずれにしても、こうした症状がある場合には、早めに内科を受診しましょう。

声のかすれ

声がかすれるのは嗄声(させい)と呼ばれます。
声帯を動かす反回神経(はんかいしんけい)に肺がん自体が及んだり、リンパ節転移が神経を圧迫したりする場合に気づく症状です。
肺がん以外にも、声帯ポリープや喉頭(こうとう)がんでもみられる症状です。風邪をひくなどのエピソードがないにも関わらず、声のかすれが気になってきた場合には、まずは耳鼻科や呼吸器内科を受診しましょう。

受診・予防の目安となる「肺がん」のセルフチェック法

・頑固な咳症状がある場合

・血の混じる痰が出る場合

・胸や背中が痛いという症状がある場合

配信元: Medical DOC

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