期外収縮の治療法
一般的に、期外収縮がみつかったとしても、ほとんどのケースでは治療が不要で経過観察できる場合が比較的多いといえます。日常生活において特記すべき自覚症状も認めることがなく、心機能にも問題ない場合は様子を見ることができます。
薬物療法
症状が強い場合や期外収縮の頻度が多い場合は、異常な電気信号発生の頻度を減らすために抗不整脈薬を使用することがあります。一方で、今現在飲んでいる薬の副作用で期外収縮が発生することもあり、そのような場合には薬の必要性と期外収縮の重症度を天秤にかけ、薬の中止や変更を検討します。
カテーテル治療
カテーテルを用いた治療は、特に症状が重い場合や、薬物療法が効果不十分な場合に検討されます。この治療では、不整脈の発生源となっている心臓内の組織を焼いたり凍結したりすることで異常な電気信号の流れを遮ります。太腿の付け根からカテーテルと呼ばれる細い管を血管に刺して、心臓まで進めて治療を行います。針を刺す部分に局所麻酔を行なう処置で、平均2~4時間程度で終わります。
自律神経を整える
自律神経の乱れは期外収縮の原因となるため、生活習慣の改善は大切です。過度なストレス、不規則な睡眠、過剰なカフェイン摂取などは、交感神経を興奮させ自律神経のバランスを乱すため、ストレス管理、規則正しい生活、適度な運動などを意識しましょう。
「期外収縮の自覚症状」についてよくある質問
ここまで期外収縮の自覚症状などを紹介しました。ここでは「期外収縮の自覚症状」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
期外収縮の強い症状にはどんなものがありますか?
甲斐沼 孟(医師)
動悸や胸部違和感などの症状が挙げられます。脈拍を測っている途中に脈が飛ぶ、胸がドキドキする、胸がつまるような感じがするなどの自覚症状があらわれることもあります。
ストレスが原因で期外収縮の症状が現れることはありますか?
甲斐沼 孟(医師)
ストレスや過労が契機となって、期外収縮が発生して、動悸などを自覚する場合もあります。日頃からストレス解消方法や発散手段を自分なりに整備して、セルフケア対策を行うようにしましょう。
期外収縮の症状はどれくらいの頻度で連発しますか?
甲斐沼 孟(医師)
期外収縮の頻度は人によって全く異なります。年に数回ドキッとするだけの人もいれば、何連発も続く期外収縮が1日に何度か出る方もいます。
発症原因となる心疾患もなく、頻度も少ない期外収縮は様子を見ても問題ありません。診断で、期外収縮が二連発、三連発と診断される場合も大きな心配はなく、期外収縮の多くは無害ですが、中には心臓の病気が関連している場合もあります。万が一、不快な胸部症状がある場合や、症状がなくても心機能が徐々に低下する際には、積極的に治療介入する必要があります。

