【腸活するなら知っておきたい】免疫力は食物繊維と乳酸菌から!知られざる腸の力とは?

【腸活するなら知っておきたい】免疫力は食物繊維と乳酸菌から!知られざる腸の力とは?

残暑が続き夏バテ気味の体や、これからはじまるインフルエンザの季節。免疫力をつけなくてはと思っている人も多いのではないでしょうか? 実は免疫細胞の多くは腸に存在しています。免疫細胞を活性化させるため腸の秘密を紐解きます。おいしく食べられて免疫を整えるお菓子もあわせてご紹介!

短鎖脂肪酸が免疫力のカギ?食物繊維と乳酸菌で整える腸のチカラ お腹を抑える女性


「Glico食と健康の科学セミナー」で腸の免疫機能を学ぶ



短鎖脂肪酸が免疫力のカギ?食物繊維と乳酸菌で整える腸のチカラ國澤 純先生國澤 純先生


最近よく耳にする腸活。今回は「Glico食と健康の科学セミナー」にて、免疫機能にも深く影響している腸の大切さを教えてもらいました。



登壇されたのは、国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所ヘルス・メディカル微生物研究センター センター長である國澤 純先生です。



免疫細胞の半分以上が腸に集中!



短鎖脂肪酸が免疫力のカギ?食物繊維と乳酸菌で整える腸のチカラIgA抗体」の働き©医薬基盤・健康・栄養研究所 國澤 純


消化器官のイメージが強い腸ですが、実は免疫機能もその大きな役割の一つ。なんと体の半数以上の免疫細胞は、腸に存在しているのだそうです。



腸の壁はとても薄く、細菌などが体内に入りやすい場所。これを守っているのが、粘液のバリアと腸の免疫システムです。



免疫は体を病原体などから体を守る防御機能。腸の免疫には体内に入ってきた有害な異物を種類に関わらず侵入を阻止する「自然免疫」と、異物を記憶して、2回目以降迅速に防御する「獲得免疫」の2種類があります。



腸で異物を学習した免疫細胞は、全身で活躍します。特に大切なのが「IgA抗体」。これは腸や唾液などから分泌され、ウイルスや菌が体に入る前にブロックします。



これを利用したのが「ワクチン」。病原体の一部をワクチンとして一度体に入れることで記憶させ、ウイルス感染時には強力に反応することができるのです。



配信元: イエモネ