ようやく始まった、「適切な距離」への歩み寄り
そして生後1か月と少し経ったころ、私の体調が安定したころに赤ちゃんのお宮参りの日を迎えました。
さすがにこの晴れの日に義母を避けるわけにはいかず、私たちは義実家と、私の実家と合同でお宮参りをすることに。正直、内心はとても複雑でした。義母と顔を合わせることに、まだ少し抵抗感があったからです。
しかし、お宮参り当日、ハジメさんと一緒に待ち合わせ場所に着いた私に、義母は近づいてきて、深々と頭を下げました。
「リナさん、本当にごめんなさい。私の気遣いができていなくて。あの後、ハジメから話を聞いて、直接謝りたかったの」
義母の目には、涙が滲んでいるように見えました。その心からの謝罪の言葉を聞いた瞬間、私の心の中にあった重い石が、スーッと取り除かれたように感じました。私は義母の目を見て「大丈夫です。もう気にしていません」と、心からそう思える言葉を返すことができました。
今では、義母は適切な距離を保ちながら、赤ちゃんを可愛がってくれる、良いおばあちゃんでいてくれています。私たちを頻繁に呼び出すことはなくなり、初節句やお食い初めなど、イベントの時には思い切りお祝いしてくれます。
私自身も、義母に対して抱いていた苦手意識が薄れ、感謝の気持ちを持って接することができるようになりました。
あとがき:思い知ってから分かることもある
義母は、きちんと伝えればわかってくれる人だったのですね。人と人の適切な距離感は、とても難しいもの。善意からくるものであれば尚更ですよね。
結局、よい距離感を保つために必要なのは「話し合い」と「気遣い」ということなのかも。家族の距離感について学びがあるお話でした。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
イラスト:きさらぎ
記事作成: kgrddm
(配信元: ママリ)

