ある朝、目覚めた瞬間から首と肩に重い痛みを感じました。「いつもの疲れだろう」と思って出勤したのですが、その日、思いも寄らない出来事が待っていました。
肩凝りだと思っていた違和感
朝起きたときから、肩と首のあたりがひどく凝っているような感覚がありました。前日まで仕事が立て込んでいたため、「疲れがたまっているだけ」と考え、湿布を貼って会社へ向かいました。
しかし、昼前になると右手に力が入りにくくなり、ペンを持つ手がぎこちなくなっていきました。それでも「寝違えただけ」と軽く考えていたのです。
ところが、帰宅途中の階段で足がもつれ、手すりにつかまらなければ歩けないほどになっていました。異変に気付いた家族が「おかしいから病院へ行こう」と言い、夜間救急を受診することになりました。
突然の診断に頭が真っ白に
診察を受けると、医師の口から思いもよらない言葉が告げられました。
「脳梗塞の初期症状が出ています。すぐに入院が必要です」
あまりに突然の診断に、頭が真っ白になりました。検査の結果、血栓はごく小さく、投薬と安静によって、幸いにも後遺症は残りませんでした。

