1.空間の幅を測るセンサー
猫のヒゲの長さは、体の幅とほぼ同じになるような生え方をしています。実はヒゲは猫の空間認識のための大切な器官なのです。
よく猫の顔は、その猫が通れるか通れないかの指標になるといわれていますが、その判断に役立っているのがヒゲです。狭い場所に入れるかどうか、体を突っ込む前にヒゲで幅を確認しています。
ダンボールや柵の隙間など、猫が顔を突っ込んでいるときは、実は「測定中」というわけなのです。
2.平衡感覚を司るセンサー
猫のヒゲは、自分の体の幅だけでなく、バランス感覚にも重要な役割を果たしています。なぜなら猫のヒゲは、障害物はもちろん、周囲の空気の動きまで敏感に感知することができるからです。
高い場所や足場が細い場所でも、ふらつくことなくスムーズに移動することができたり、ジャンプするときも、ひげのセンサーが周囲の状況を把握するのに役立っています。
なお、高い場所から飛び降りたり、ウッカリ落下してしまったりしたときもヒゲから伝わる感覚情報によって、体を回転させて着地するといった働きもあります。

