3.感情をあらわす「心のメーター」
猫は、姿勢や目、耳など、あらゆる器官に、感情が表われます。ヒゲも、猫の気持ちを表わす部位のひとつです。前向きなら興奮していたり警戒していたり、ゆったりとナチュラルなときはリラックスモード。集中しているときはピーンと張ったりします。
猫は人間のような「言葉」が使えないかわりに、自分の今の状況や気持ちを体のツールで表わすことができます。嬉しいことや嫌なことなどはストレートに表現されるので、人間と違って『嘘』はつけないでしょう。
なお、ヒゲは猫同士のコミュニケーションツールにもなります。ヒゲの位置や動きで、友好的なのか、敵意があるのか、などもくみ取ることができるのです。
猫同士が顔を近づけると、ヒゲとヒゲが軽くふれることがありますが、これは挨拶のようなもの。猫はヒゲで『空気を読む』ことがあるのです。
猫のヒゲのちょっとした秘密
猫のヒゲは、正式には「感覚毛」と呼ばれています。また猫のヒゲというと、鼻の横にあるものばかりだと思われがちですが、実は鼻の周りのほか、目の上や口角、あごなどにもあります。
他にも前肢の手首の付近の裏側にも触毛があり、他の毛よりもちょっぴり長くてしっかりした毛がそれです。ケラチンというタンパク質でできています。これは爪の鞘と同じなので、丈夫なのが特徴です。
ちなみに、猫のヒゲも人間の髪の毛と同じで、自然なサイクルで抜けます。お部屋をお掃除中に猫のヒゲを見つけたら「ラッキー」という説もあるので、中にはお宝発見!という感じで、抜けたヒゲを宝箱に集めている飼い主さんもいます。

