電子レンジ不可!? 具材がパンパンすぎる中身
しかし、パッケージを確認して少し印象が変わります。 まず、このカレーは「電子レンジ調理不可」。湯煎専用です。理由は「ひき肉が破裂する可能性があるため」。……えっ、そんなにお肉が入ってるの?
具材を確認すると、鶏ひき肉のドライキーマ風をベースに、なんと角切りの牛タンまで入っているとのこと。 レトルトカレーの価格は、基本的に具材とスパイスの量で決まると言われます。「OM SYSTEMカレー」は、大人が満足するリッチな構成を追求した結果、この価格になったのかもしれません。 内容量は200g、カロリーは285kcal。意外にもヘルシーな数値ですが、果たしてそのお味は?
ご飯が足りない! 脳汁が出る「冒険」の味
老舗メーカーがブランド名を賭けて世に出したカレー。期待と不安を抱えつつ、湯煎したルーをご飯にかけてみました。
公式サイトには「ドライカレータイプで、屋外でも扱いやすい」とありましたが、実際は「超濃厚なルー」といった印象。鶏ひき肉の量が尋常ではなく、もったりとした粘度があります。ご飯に染み込む隙を与えないほどの肉感です。
一口食べてみると……「濃い!!」。 水分が少なく、肉の旨みとスパイスがガツンと殴りかかってくるような衝撃。辛いもの好きの筆者でも顔がうっすら汗ばむほど、ビターで本格的なスパイスが効いています。
そして何より、猛烈に白飯が進みます。 「育ち盛りの男子高校生か?」と自分にツッコミを入れたくなるレベルで、スプーンが止まりません。白飯無双状態。 中年世代がこんなに炭水化物を摂取していいのか? という罪悪感(ギルティ)を感じつつも、抗えない旨さ。まさにこれは、胃袋の「冒険」です。

