
「妻のことが大嫌い」な夫たちの本音は… ※画像はイメージ
【本音】生々しい…「妻が嫌い」な既婚男性134人に聞いた「理由」12個
あなたは、結婚したパートナーのことが「今も好き」ですか。それとも「もう嫌い」ですか。「相手を嫌いになったら、すぐ離婚する」と考える人も、おそらく少なくないでしょう。しかし、もし相手が既に自分のことを嫌いになっているにもかかわらず、“仮面”をつけて生活し、離婚の機会を静かにうかがっているとしたら――。
日々、多くの夫婦から相談を受けている「恋人・夫婦仲相談所」所長の三松真由美さんのもとには、妻への好意が消え失せた状態で、表面上は「いい夫」「いいパパ」を装っている夫に関する相談が少なからず寄せられるといいます。「妻のことが嫌い」になった夫たちは、なぜ「いい夫」の仮面をつけ続けるのか……実際のエピソードから本音を探ります。
「自分を選んで、離婚までしてくれた女性」だったのに
2023年1月、ノマドマーケティング(東京都渋谷区)が既婚男性1000人を対象に「妻が嫌いかどうか」について調査した結果が話題になりました。「嫌い」と回答した男性は13%に上り、既婚男性の約1割、実に10人のうち1人以上が「妻のことが嫌い」であることが分かったのです。
事実、妻のことが大嫌いという夫は一定数います。そして、そのほとんどのケースで、妻は自覚がありません。一体なぜそんなことに!? 「恋人・夫婦仲相談所」所長である筆者が知る実例をご紹介します。
渉さん(38歳、仮名)は、曜子さん(44歳、仮名)と大恋愛の末に結婚しました。
渉さんが、友人主催のパーティーで会った年上の人妻の曜子さんに一目ぼれをして、禁断の猛アタック。曜子さんは最初、友達感覚で渉さんとのお茶や食事に付き合いましたが、一途に自分を思ってくれる彼に、徐々にひかれていきます。曜子さんの前夫は10歳年上の医師で、学会も多く、留守にしがち。妻への興味も薄れているように感じていた時期でした。
曜子さんは離婚をして、渉さんと結婚する道を選びます。ラブラブのうちに結婚しましたが、その関係は常に曜子さんが上。妻が全て仕切る関係性です。それでも渉さんは幸せそうでした。自分を選んで、離婚までしてくれた女性です。
第1子が産まれる前夜、渉さんは涙を浮かべて、曜子さんに「子どもが生まれたら、僕たちの関係は変わる。君は子どものことが一番大切になってしまう」と訴えます。曜子さんは驚き、「当たり前じゃない」と取り合いませんでした。
出産後、渉さんは妻に指示されるままに赤ちゃんの世話をしていましたが、明らかに興味がなく、冷ややかな育児。とはいえ、頼んだことはそつなく行う夫に、曜子さんは満足でした。
関係が変わったのは2年後。子どもを実家に預け、久々にショッピングを楽しんでいるとき、渉さんが突然言いました。
「俺はもう、君のことは好きじゃない。いつでも別れられる。家を出ていってもいいけど、まだ金がないからたまるまで家にいる。子どもは君が育てて」
驚いた曜子さんが理由を尋ねると、「君は子どもが生まれてから俺を無視するようになった。話しかけてもいつも不機嫌で、口を開けば見下して、命令ばかり。この数年、君の“召し使い”扱いだった」と言うのです。
曜子さんは思い返してみました。小さな口論をして、夫が不機嫌そうにしているときもあったけれど、すぐに元に戻るし、幸せに生活していると信じていた曜子さん。大ショックを受けて、私の運営する夫婦仲相談所にいらっしゃいました。
現在は関係修復に向け、夫と一生懸命コミュニケーションを取るようにしています。これまでのように仕切るのをやめて、常に夫の意見を聞くようにしているそうです。
妻のことは“大嫌いのその先”…それでも別れない夫
満さん(44歳、仮名)は、大学の同級生の果歩さん(44歳、仮名)と大学時代から付き合い、卒業後すぐに結婚しました。果歩さんは活動的なアスリートタイプで、大学でも人気者。多くの男性がアプローチをしていました。
そんな果歩さんはなぜか、見た目も性格もパッとしない満さんへ告白します。満さんはそれまで女性から告白されたことがなく、ましてや果歩さんのような高嶺(たかね)の花と付き合えるなんて思いもせず、喜んで付き合いをスタートしました。
満さんには商才があり、大学時代に起業。ECサイトを運営し、卒業後は順調に会社を大きくしていきました。どんどん忙しくなる満さんに対し、ワンオペで子育てをしている果歩さんは怒りを募らせ、きつく当たるようになり、そのうち完全に無視するようになりました。
妻のワンオペ育児を自覚していた満さんは、仕事で夜遅く帰ってきた後に掃除や洗濯をして、関係を修復しようと努力します。しかし、鼻で笑われるだけ。プレゼントを買って帰っても、「こんな趣味の悪いものを買ってきて、センスがない。お金がもったいないから返してきて」と言われてしまうありさまです。そんな日々が、もう18年間も続いているといいます。
なぜ別れないのか、まだ果歩さんのことが好きなのかを聞いてみると、「好きとかいう範囲はとっくに超えていて、“大嫌いのその先”といった感じです。今は、下の子がまだ小学生なので離婚はしません。ただ、僕には彼女がいますし、それがバレると面倒なので、相変わらず“いいパパ”と“いい夫”を装って、愛があるように見せかけていますよ」
