「妻とはいつでも別れられる」「愛があるように見せかけている」 妻のことが大嫌いな夫たちが《いい夫》の仮面をつけ続ける“生々しい理由”

「妻とはいつでも別れられる」「愛があるように見せかけている」 妻のことが大嫌いな夫たちが《いい夫》の仮面をつけ続ける“生々しい理由”

「波風立たない夫婦が正解」ではない

 1例目の曜子さんのケースを聞いたとき、私は「夫側が幼すぎるのでは」と思いました。出産後の女性の大変さを理解せず、「自分だけを見てほしい」という欲求を持ち続けた結果、勝手に爆発してしまった。ちょっとゆがんだ愛情方向へ向いてしまった例でしょう。

 ただ、曜子さんは「自分にも否があるし、夫のことを愛しているので離婚はしたくない」と言います。前の結婚を解消してまで一緒になったのですから、と。今は一生懸命、関係修復に向けて態度を改めています。

 2例目の満さんのケースは、夫側からの話で推測するに、妻のストレス発散が、満さんへだけ一直線に向いている感じです。ご自身の存在意義を確かめるように、夫に冷たく当たっているようです。パッとしない満さんを選んだときは、決定的にひかれる何かがあったはず。そこに立ち返ってほしいです。

 2組とも夫が仮面をつけ、何食わぬ顔で生活を続けてきた結果、妻は夫の心変わりに気付いていません。幸せな夫婦であるとはいえない状況です。

「どちらかが我慢すれば、夫婦はうまくいく」という説を唱える人もいます。しかし、波風立たない夫婦が正解かといえば、そんなことはありません。我慢と諦めのスピリッツでシニア世代になっていくと、愛たっぷりの豊かな老後が半減します。熟年離婚の危機が勃発する可能性も高く、年齢的にも将来が不安になってしまうことでしょう。死と向き合う世代になって、介護放棄し、目も合わせないような寂しい2人にならぬよう、予防しなければなりません。

 相手のことが好きだという状態のときに、お互いに本音を話す機会を設けてください。「我慢できないこと」「諦めかけていること」「目をつむっていること」を“せーの”で出し合い、波風覚悟で向き合うのです。どちらか一方だけでなく、必ず両者で出し合います。大嫌いにならないうちの深掘りコミュニケーションを目指さなければ、夫婦ではなく、「単なる同居人」になってしまいます。

「嫌いだった妻(夫)を、もう一度好きになる」。そのために2人ができることは何か。今のうちに要チェックです。

配信元: オトナンサー

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