
ドラマストリーム「スクープのたまご」(毎週火曜深夜0:58-1:28、TBSほか/TVerにて配信あり)の11月18日放送の第7号(本作では、「話」ではなく、週刊誌にちなんで「号」と表記)で、日向子(奥山葵)は連続不審死事件の全貌を知った。そして、事件の被害者の友人に会うために、初の潜入取材に向かった(以下、ネタバレがあります)。
■スクープと向き合い、記者として成長していく姿を描く
本作は、大崎梢氏原作の同名小説をドラマ化。大手出版社の「週刊千石」編集部に異動となった入社2年目の信田日向子が、芸能ネタや横領、不審死事件など、さまざまなスクープと向き合い、記者として成長していく姿を描いていく。有名週刊誌への綿密な取材によるリアリティー満載の描写で、週刊誌編集部の裏側ものぞけるようになっている。
■事件の全貌を知った日向子
連続不審死事件の真相を追求する覚悟を決めた日向子は、先輩記者の村井(夙川アトム)から事件の詳細の説明を受けた。1人目の被害者は39歳の美容コンサルタントの女性。死因はバッグの紐が首に絡まったことによる頚部圧迫。事故と他殺の両面から捜査中だが、彼女は死亡前日に指名手配犯の久保塚(相馬理)と一緒に居た。
2人目の被害者は、32歳のOL。細い紐状の物で絞殺された。現場には久保塚の指紋が残されており、彼女のマンションの防犯ビデオにも久保塚らしき不審者が映っていた。
3人目は、宝飾店勤務の谷岡真紀子・28歳。車が転落した際の打撲による外傷性ショック死。血液中から睡眠導入剤が検出。彼女のメールには久保塚とのやり取りが残されており、2人は事件当日に会う約束をしていたようだった。現場付近に残っていた靴跡と、2番目の事件でマンションに残されていた靴跡が一致している。つまり、どの事件にも久保塚が絡んでいるのだった。

■青島と事件の関係
説明を聞き終えた日向子は、先日インタビューした青年実業家の青城(古屋呂敏)が同郷の久保塚と東京で会っている事に触れ、青城と事件の関係について村井に尋ねた。村井曰く、青城と2番目の被害者は顔見知りだったようで、彼女の死に相当なショックを受けていたとの事だった。地元の後輩の久保塚の犯行だとは思いたくない青城は、久保塚が1日も早く出頭して身の潔白を証明することを願っていた。事件当日を含む前後数日、青城はシンガポールに出張中でアリバイがある、と聞いた日向子は、少しホッとした。

■村井が事件に関心を持ったきっかけ
村井が今回の事件に関心を持ったのは、最初の事件が報道された時に。知人のスタイリスト・飯島恵美子(アサヌマ理紗)から、「被害者は親友で、あんな所で自殺するような人間ではない」と、事件の調査の依頼の電話が来たことがきっかけだった。飯島は職業柄、顔が広く、拾ってきた噂話を村井に提供している人物だ。飯島の仲介で、被害者が通っていたセミナーの生徒たちに話を聞いたのだが、唯一連絡が取れなかったのが、以前、日向子がバイト先を調べに行かされた橋本まどかだった。まどかはいまだに行方不明のままだ。
村井は、“変死体と行方不明の女子高生”という組み合わせが気になり、事件を追いかけ始めたところ、連続殺人事件となり、指名手配犯として久保塚が浮上。以来、久保塚の追跡をし始めたのだった。

■被害者の友人“ニコちゃん”
そして、飯島から3人目の被害者・谷岡の友人を見つけたと連絡があり、村井と日向子は飯島に話を聞くことになった。飯島は、彼女の親友を介して谷岡の友人・“ニコちゃん”と繋がり、メッセージのやり取りはしているが、面識は無く、写真も無ければ本名も明かされず、電話にも出ない、とかなり警戒されているのだという。ニコちゃんは、谷岡が亡くなる数日前に彼女に会って何かを受け取ったらしいのだが、それが何かは「言えない」と教えてくれないとの事。
ニコちゃんは「会いたい」と言う飯島に婚活パーティーの招待状を送ってきて、「自分も出席するから、会いたければそこで」と伝えてきた。その招待券は谷岡名義で、「いい男ができたから、行く必要がなくなった。誰かにあげて」と、彼女から譲り受けたものだった。このパーティーは20代の女性しか入れない為、日向子が谷岡のフリをして行く事になった。
「ちゃんと確認して、間違いの無いように」と言う村井に、日向子は「そうですよね…。何を着て行けば?」と尋ね、「そこじゃない」とたしなめられた。村井の言う“確認”とは、顔もわからないニコちゃんと会う方法についてだ。日向子は、まだまだ事件記者としての自覚が足りない…。

■婚活パーティーへ潜入成功
飯島にアドバイスされた婚活向きのファッションで会場に着いた日向子は「カレができちゃうかも」と浮かれるが、すぐに気を引き締めて、周りから浮かないように自然に振舞うことを心がけて案内ブースへ向かった。
「谷岡真紀子様ですね?」「はい」…最初の関門はクリア。気が緩んだのか、受付にカバンを置き忘れた彼女は、係員から「谷岡様!」と呼び止められた。が、日向子は気付かない。再度「谷岡真紀子様!」と呼ばれ、今日は自分は「谷岡真紀子」なのだと思い出した彼女は、慌てて返事をした。その時、名前に反応したかのように立ち上がって彼女の後姿を見つめる謎の男性が。日向子の初めての潜入取材が始まった。彼女は無事にニコちゃんに会うことができるのだろうか。
◆文=ザテレビジョンドラマ部


