葉酸が不足する原因

偏った食生活
現代の食生活において、野菜や豆類の摂取が少ない傾向にあります。葉酸は、緑黄色野菜や豆類に多く含まれており、意識して摂取しないと不足しやすくなります。
調理・保存による損失
葉酸は熱や光に弱く、調理中に50%近く失われることがあるため、調理方法には注意が必要です。また、光を避け冷暗所で保存すると良いでしょう。
ストレス・過労
強い精神的・身体的ストレスが続くと、体内でエネルギー代謝が活発になり、ビタミンB群をはじめとする栄養素の消耗が増加します。葉酸もその一つで、ストレスや過労の状態では代謝に使われる量が多くなり、不足しやすくなると考えられています。また、ストレスが続くと食欲の低下や食生活の乱れを招き、結果的に葉酸の摂取量が減ってしまうこともあります。
アルコールの多飲
アルコールは葉酸の吸収を妨げ、尿中への排泄を増加させます。また、アルコールを多飲する方は食事が偏る傾向にあります。
消化器系の吸収障害
葉酸は小腸で吸収されるため、消化器系の疾患や手術歴がある場合は吸収が妨げられるなど、不足しやすくなります。
葉酸が不足しやすい人の特徴

ダイエット中や偏食傾向の人
白米や精製パン、加工度の高い食品の摂取が比較的多い人や、野菜や豆類の摂取が少ない、また、ダイエット中で食事の量が少ない場合などは、不足状態になりやすいです。
妊娠前・妊娠初期の人
妊娠すると、胎児が成長するために盛んな細胞分裂が繰り返されます。この時期には、葉酸が大切な栄養素として十分な量が必要になりますが、悪阻などで食事が摂れなくなることがあります。
特定の疾患で治療中の人
人工透析は治療の過程で多くの葉酸が失われたり、腸疾患による葉酸の吸収が低下すると言われています。また、関節リウマチや癌、てんかん薬など特定の薬が葉酸の吸収を妨げることがあります。

