水戸に新たな文化施設「テツ・アートプラザ」オープン!「クヴェレ美術館」は2026年2月14日に開館へ。

「クヴェレホール」と茨城県内初出店となるカフェ「niko and ... COFFEE」が誕生

クヴェレホール ©MOON LIGHT小沼渉写真事務所

それでは「テツ・アートプラザ」の中核となる施設をご紹介します。まずは旧川崎銀行棟を改修した「クヴェレホール」です。ホールには居心地の良いテーブルや椅子を配置し、無料で一般へ開放。歴史を感じる空間で、思い思いのひとときを過ごすことができます。

また地域の芸術文化活動などを行う方にも活用してもらえるよう、貸し切りでの利用も可能です。(有料の場合有り)。演奏会などのイベントを開催し、生まれ変わった歴史ある建造物を活かした活動を行います。

なお当初のままのトップライトからは、自然の柔らかな光が降り注ぎます。そしてさまざまなイベントの開催に備え、防音効果を得るための二重窓構造にした上、照明や空調等が整備されました。

ニコパン

茨城県内初出店となるのが、カフェ「niko and ... COFFEE」。人気のニコパンやスムージーなどの定番商品に加えて、シーズナルメニューや、同店限定のメニューも用意します。またカフェの一部コーナーでは、「LAKOLE」の生活雑貨や食品なども購入できます。

LAKOLE商品(イメージ)

カフェ棟は、L字型にガラス窓が巡り、明るく開放的な空間が特徴。ホールとカフェを繋ぐ開口部は、旧銀行棟の明治期のレンガ躯体をあえて露出させていて、時代や歴史を感じることができます。美術鑑賞後の休憩だけでなく、街歩きや仕事帰りにも立ち寄りたいスポットです。

「クヴェレ美術館」が2026年2月14日に開館!その充実したコレクションとは?

クヴェレ美術館 ©MOON LIGHT小沼渉写真事務所

「クヴェレ美術館」のコレクションの中心は、哲文化創造公益財団法人の理事長・福田三千男が収集した日本近現代の絵画と工芸作品、吉田石油前顧問の故・吉田光男氏より寄贈されたシルクロードの仏教美術や陶磁器、また故・瀬川竹生氏寄贈の伊万里染付大皿など約630点です。

コレクションの内訳
・近現代の日本画・近代洋画(横山大観、小川芋銭、藤田嗣治、中村彝など)約270点
・シルクロードの仏教美術、陶磁器 約250点    
・伊万里染付大皿 113点

1階展示室 ©MOON LIGHT小沼渉写真事務所

展示室は1階と2階あわせて約400平方メートル。1階展示室には吉田コレクションを中心とした工芸作品を展示します。吉田光男氏が日々の生活の中でコレクションを鑑賞していたことにちなみ、左官仕上げの壁と木材、優しい光が降り注ぐ光天井や障子窓を組み合わせることで、作品を身近に楽しめる空間となりました。

2階展示室 ©MOON LIGHT小沼渉写真事務所

2階展示室では、主に絵画作品や近現代の工芸作品が展示されます。展示室1には、収納式の展示パネルや奥行きを可変できる壁面ケースを備え、様々な作品にも対応することができます。

配信元: イロハニアート

提供元

プロフィール画像

イロハニアート

最近よく耳にするアート。「興味はあるけれど、難しそう」と何となく敬遠していませんか?イロハニアートは、アートをもっと自由に、たくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディアです。現代アートから古美術まで、アートのイロハが分かる、そんなメディアを目指して日々コンテンツを更新しています。