トモヤさんが初めて「ヨガに救われた」と感じたポーズ
同書には、ヨガの基本的なポーズもいくつか紹介されています。例えば初心者でもすぐできそうな「ダウンドッグ」。①膝を肩幅に開いて、四つんばいになる。手はまっすぐ肩の下につく。
②お尻を上に突き上げ、股関節で体を2つに折るイメージで腰と背骨を伸ばす。
③膝を伸ばし、かかとを床に近づけながら、ゆっくり呼吸を繰り返す。
トモヤさんがサラリーマンで体調不良だった頃に、このポーズをやってみて、初めて「ヨガに救われた」と思ったそうです。
「ありがとう」の力が支えてくれる
私もB-Flowファンのひとりですが、プログラムの内容はもちろん、映像美にも癒されています。自宅にいながら海外旅行をしているような、清々しい解放感が得られるのです。確かに、エクササイズにはきついものもあります。特にバレトンは途中で挫折しそうになりますが、絶妙なタイミングで「あと少し!」「がんばって!」とマリコさんから励ましが入るので、気持ちと体が自然と動いてしまいます。やり終えたあとは、心身が軽くなっているから不思議です。
タイやギリシャなど、海外での撮影も厭わないB-Flowですが、ここにも視聴者への気づかいが見えてきます。心と体は切っても切り離せず、心から楽しめるプログラムでないと体もこたえてくれない、という思いがあるからではないでしょうか。「これなら続けられる!」「体が軽くなりました!」といった、視聴者からの「ありがとう」の声が、B-Flowの原動力だといいます。
これからもヨガをはじめとした独自のプログラムで、私たちへ健やかに生きる力と、幸福へのヒントを届けてくれることでしょう。
<文/森美樹 写真/B-Flow>
【森美樹】
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx

