Tackle Guide
本文にあるとおり、鹿島丸では道糸はPE1.5号、ハリス長は2もしくは2.5mに統一されていスくはる。
また、通常のオモリは60号だが、浅場を狙うことがあるので40号も忘れずに。
船宿仕掛けはハリは2/0号。
ハリスはハリ側ナイロン12号、その上は5号の逆テーパー。
もちろん同じ太さのハリスを使用してもいいが、その場合には8~14号がおすすめ。
なお、ハリスにワイヤー類を使うのはトラブル防止の意味で避けたい。


▲これからは食味もさらにアップする時期
ウデのなさを痛感
このポイントでの4本目は右舷ミヨシ氏、次は左舷トモ2番。
続けては左舷2番。
釣れたタナを聞いてみたところ、いずれも58、もしくは59m。
状況としてはあまり高いタナまでは追ってこないようだ。
「釣れない人はていねいにタナを探ってみてください。それと、長い時間仕掛けを入れっ放しにせず、途中でエサのチェックもしてみて」
船長のアナウンスに従ってさっそく仕掛けを上げた人。
こちらは半分エサがない。
「いつ取られたんでしょうか」
続いて釣れたのは左舷ミヨシ、そして隣の2番で、こちら2人は常連さん。
さすが通い慣れただけあって、渋い状況下でもヒットを続けた。
時刻は9時50分。
船中はポツポツ釣れ続け、左舷ミヨシ氏はツ抜けし、そして全員が型を見た様子。
それを確認したところで私も仕掛けを投入してみる。
すると……うーん、やっぱり難しい。
自分なりのていねいさでタナを探っていくがアタリは感じられない。
そこで、エサを確認しようとリールを巻くと、その途端にガツン。
手にしたのは1m級のタチウオだったが、いつ食ったのだろうかと、どうにも合点がいかない。
次にヒットしたのは細かく巻き上げても反応なしだったので、シェイクして止めたらいきなり竿先が突っ込んだ。
これも最初の小さなアタリは分からなかった。
その後も30~40分おきにヒットし、午後1時の沖揚がりまでになんとか5本をゲットしたものの、最初にアタリを感じつつ、食い込ませていくプロセスを楽しむには至らず、つくづく自分のウデのなさを感じてしまった。
この日のトップは左舷ミヨシ氏の19本。
サイズのほうも116cmでトップ。
次頭13本、3番手11本で、10本が2名、スソ3本。
全体的なサイズは1m以下と以上が半々の割合といったところ。
「この時期になると難しくはなるけれど、面白くもなる。シャクリなど、釣り方もその都度変わるし、奥が深い分、ハマる人も多いんですよ」
こちらは帰りがけに聞いた鹿島船長の言葉。確かに面白い釣りだけに、納得いく結果を出すべく再チャレンジしてみたい。

▲この日はあまり誘いすぎないほうがよかった

