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ラクしてうまいワンパンおかず
今回作ってみる「野菜のチヂミ」は、料理研究家・上田淳子さん考案のレシピです。農家向けの月刊誌『家の光』2020年5月号の別冊付録『ラクして絶品！フライパンおかず』レシピ集で紹介されていました。
『家の光』は、ちょうど100年前の大正14年（1925年）に創刊された、JAグループのファミリー・マガジン。「食と農」「暮らし」「協同」「家族」を柱に、暮らしに役立つ情報を紹介していますよ。
上田さんは、とにかくご飯の支度を楽に済ませたい！という方のために、フライパンを使った、早くておいしいレシピを考案したとのこと。
しかも野菜がたっぷり摂れるなんてうれしすぎますね。さっそく作ってみましょう♪
すりおろしれんこんがポイント！「野菜のチヂミ」を作ってみた！
【材料】(2人分)
れんこん…200g ※今回は約9cm使用
にんじん…1/3本(50g)
ニラ…1/2束(50g)
薄力粉…30g
卵…1個
塩…小さじ1/4
こしょう…少々
ゴマ油…大さじ1
[たれ]
みそ…小さじ2
砂糖…小さじ1
酢…小さじ1
粉唐辛子…少々 ※今回は一味唐辛子で代用
【作り方】
1. みそ、砂糖、酢、粉唐辛子を混ぜ合わせます。
肉、魚介類、チーズが入らない「野菜のチヂミ」には、こっくりとしたみそだれを合わせます。
2. れんこんをすりおろして軽く水気を切り、にんじんを細切りに、ニラを長さ5cmに切ります。
すりおろしたれんこんをザルに上げておきましたが、自然に水分が切れるほど含まれていなかったので、ヘラで軽く押さえて水気を切りました。
3. ボウルに薄力粉、溶きほぐした卵、塩、こしょう、1のれんこんを入れてなめらかになるまで混ぜ、1のにんじんとニラを加えて混ぜます。
薄力粉とすりおろしたれんこんが同量くらいの割合。薄力粉が少なくても、すりおろしたれんこんがつなぎになりますよ。
生地を混ぜるともったりとした状態に。具材はにんじんとニラだけですが、緑黄色野菜なので鮮やか。
全体を混ぜ合わせると白和えのようになりましたが、なんとなくまとまりました。
4. ゴマ油(大さじ1)を引いたフライパンを中火で熱し、2を流し入れて両面がこんがりとするまで焼きます。
良く熱したフライパンに生地を薄く広げて焼きます。
レシピでは「片面3分を目安に焼く」とありましたが、今回かなり生地が薄かったのか、片面2分ほどで香ばしい焼き色が♪ 反対の面も2分ほど焼いてあっという間に完成しました！
食べやすい大きさに切って器に盛り付け、1のたれを添えていただきましょう♪
外側カリカリ、中はややもっちり。粉が少量なので軽い食べ心地
料理研究家・上田淳子さん考案の「野菜のチヂミ」がこちら。具材はにんじんとニラだけですが、たっぷりと入っているので具だくさんなチヂミに見えます♪
すりおろしたれんこんを使いましたが、仕上がりは一般的なチヂミにそっくりです。
断面を見てみると、れんこんの存在感はまったく無し。まずは、みそだれを付けずに食べてみると、ニラの風味が強く広がってチヂミらしいおいしさ。にんじんは細切りにしたことで、短時間の焼き時間でもやわらかくなっています。
生地はややもっちりとしていて、薄力粉、片栗粉、卵、水を混ぜて作る一般的なチヂミの生地よりも軽い食べ心地。
ニラの風味がしっかりときいているので、みそだれを付けなくてもおいしくいただけます。
みそだれを付けていただくと濃厚な味わいに。「野菜のチヂミ」自体が穏やかな味わいなので、みそだれが良く合います。おかずやお酒のおつまみにするなら、みそだれを合わせると食が進みそうですよ。
すりおろしれんこん200g入りで、見た目以上に野菜がたっぷり！
料理研究家・上田淳子さん考案のフライパンレシピ「野菜のチヂミ」は、生地にたっぷりのすりおろしれんこんを使うのがポイントでした。
れんこんは輪切りや乱切りにして、炒め物や煮物に使うことがほとんどですが、すりおろして使えば知らず知らずのうちに、たっぷりの量をいただくことが出来ますよ。
れんこんの栄養を調べてみると、腸内環境改善に役立つ食物繊維、風邪の予防やアンチエイジングを期待出来るビタミンC、高い抗酸化作用があるタンニンが豊富に含まれているとのこと。
免疫力の落ちがちな秋冬に、れんこん入りの「野菜のチヂミ」はぴったり。
れんこんをすりおろすのに少し力が要りますが、生地と野菜を混ぜて焼くだけなので簡単に作れますよ！粉少なめでもカリッと焼けて大満足♪ 野菜たっぷりのうれしい一品なので、ぜひ。
れんこんの栄養 参照サイト
https://ishipedia.jp/dictionary/diet-remedy/vegetables/rhizome-potato/lotus-root/
上田淳子さん プロフィール
調理師専門学校の西洋料理研究職員を経て渡欧。ヨーロッパや日本のレストランなどで修業後、料理研究家として幅広く活躍する。自宅で料理教室を主宰するほか、雑誌やテレビ、広告などで活躍。双子のお母さんであり、育児、家事と仕事を両立する経験を経て得た知識を生かしたレシピ提供も好評。『るすめしレシピ』『冷たいフライパンに食材を入れてから火にかける コールドスタート』(自由国民社)、『冷凍お届けごはん』(講談社)、『フランス人に教わる3種の”新”蒸し料理。』(誠文堂新光社)、『バターは調味料。ほんの少し使うだけでおいしくなる』(グラフィック社)など著書多数。
