白内障のチェックリストと治療法

白内障かどうかを自分で確かめることはできますか?
自分で白内障と断定することは難しいですが、セルフチェックによって白内障の兆候に気付くことは可能です。インターネット上に白内障のセルフチェックリストが公開されています。例えば、以下のような項目に当てはまるものが多い場合、白内障の可能性が高いと考えられます。
年齢が50歳以上である
最近、以前よりも目が見えにくくなったと感じる
晴天時や明るい場所で必要以上にまぶしさを感じる
天気や明るさによって見え方に差がある(夜や薄暗い所で見えにくい)
片目で見たときに物が二重(三重)にダブって見える
新しく作った眼鏡がすぐ合わなくなった、または老眼鏡をかけない方が近くを見やすい
細かい字を読むと極端に目が疲れる
糖尿病を指摘されている、または長年ステロイド薬を使用している
以上のような症状と状況に心当たりがある場合は、白内障を発症している可能性があります。初期の白内障は自覚しにくいとはいえ、複数のチェック項目に該当するようなら一度眼科で検査を受けてみることをおすすめします。
病院で行われる白内障の検査の内容を教えてください
見えにくさなどの自覚症状があれば、眼科を受診していただきます。眼科では白内障かどうか、進行度はどの程度かを調べるために以下のような検査を行います。
屈折検査
眼圧検査
細隙灯顕微鏡検査
眼底検査
光干渉断層計(OCT)
これらの検査結果に基づいて、医師が「白内障があるか」「ある場合どの程度進んでいるか」を総合的に診断します。また、検査前の制限は特にありませんが、眼底検査では瞳孔を開く点眼薬を使うため、検査する日は車などの運転はできなくなります。気になる症状があれば公共交通機関を使い、眼科を受診して検査を行いましょう。
白内障は病院での治療で治りますか?
はい、白内障は病院での治療によって改善が可能です。軽度のうちは点眼薬で進行を遅らせることが期待できますが、根本的に治すには白内障手術による治療が必要です。手術では濁った水晶体を取り除き、代わりに人工のレンズ(眼内レンズ)を挿入します。現在の白内障手術ではさまざまな種類の眼内レンズのなかから選択でき、視力の回復はもちろん、見え方を個別に調整することが可能です。進行の程度や全身の健康状態によって適切な治療法が異なるため、まずは眼科で検査と相談を受けることが大切です。
編集部まとめ

白内障は加齢とともに誰にでも起こりうる、大変身近な目の病気です。初期は自覚症状が少ないため、年のせいと見過ごされがちです。しかし、白内障をそのまま放置すると進行し、視力の低下や生活への支障が大きくなります。早期に発見できれば、進行を抑えたり、適切なタイミングで手術を受けることで良好な視力を取り戻すことが可能です。「最近見えにくい」「まぶしさを強く感じる」といった変化を感じたら、早めに眼科を受診しましょう。定期的な検診で目の健康状態を把握し、症状を放置せず適切な治療を受けることが、いつまでも快適な視生活を送るための第一歩です。
参考文献
『白内障と手術』(日本眼科医会)
『白内障手術について』(公益社団法人日本白内障屈折矯正手術学会)
『白内障の診断』(健康長寿ネット)

