コーヒーが原因で胃ポリープができることはあるの?
(本文内容)
・コーヒーが原因で胃ポリープができることはあるの?
「コーヒーをよく飲むと胃ポリープができるのではないか」と心配される方がいらっしゃるかもしれません。しかし、現時点において、コーヒーの摂取が直接的に胃ポリープ(胃底腺ポリープや胃過形成性ポリープ)の発生原因になるということを示す、明確な科学的根拠は確立されていません。ただし、コーヒーに含まれるカフェインには、胃酸の分泌を促す作用があることが知られています。そのため、人によっては、特に空腹時や一度に多量に飲んだ場合に、胃がもたれたり、胸やけがしたりといった不快な症状を感じることがあるかもしれません。もしコーヒーを飲んで胃の調子が悪くなるように感じる場合は、飲む量を控える、食後に飲むようにする、カフェインレスのコーヒーを選ぶなどの工夫をしてみるのも一つの方法です。 胃ポリープの発生には、コーヒー単体の影響というよりも、ピロリ菌への感染や、後述する食生活全体、喫煙、遺伝的な要因などが、より複雑に関わっていると考えられています。
胃ポリープができやすい人の食生活
胃ポリープ、特にピロリ菌感染と関連する胃過形成性ポリープは、胃の粘膜に慢性的な炎症や負担をかける食生活と関連がある可能性が指摘されています。
塩分の多い食事
塩分の多い食事は、胃の粘膜を直接刺激し、荒らす原因になると考えられています。塩分濃度の高い環境は、ピロリ菌が胃にすみつきやすくなる一因とも言われています。 漬物、塩辛、干物、インスタントラーメンや加工食品など、塩分を多く含む食品の摂りすぎには注意が必要かもしれません。
刺激物が多い食事
唐辛子などの香辛料を多く使った極端に辛い食べ物や、熱すぎるもの、冷たすぎるものも、胃の粘膜にとっては刺激となります。 これらの刺激物が慢性的に胃に加わることで、胃粘膜の防御機能が弱まり、炎症が起きやすくなる可能性があります。
油物が多い食事
揚げ物や脂身の多い肉類など、脂肪分の多い食事は、消化されるまでに時間がかかります。そのため、胃の中に留まる時間が長くなり、胃酸の分泌も促されるため、胃に負担がかかりやすいと言えます。 胃もたれなどを感じやすい方は、高脂肪食を控えるようにしましょう。
食品・食生活
食事の時間が不規則であったり、夜遅い時間に食事をしたり、早食いや「どか食い」をしたりする習慣も、胃腸のリズムを乱す原因となります。 一度に大量に食べると胃が急激に引き伸ばされ、胃酸も多く分泌されるため、胃に大きな負担がかかります。
過度なアルコール摂取
食生活と密接に関連する生活習慣として、アルコール(お酒)の過剰な摂取も挙げられます。高濃度のアルコールは、胃の粘膜を直接傷つける可能性があります。 また、喫煙も胃の血流を悪化させ、胃粘膜の防御機能を低下させると考えられており、胃の健康にとっては避けるべき習慣の一つです。

