「便秘の治療薬」にはどんな種類があるの?市販薬と処方薬の違いも解説!

「便秘の治療薬」にはどんな種類があるの?市販薬と処方薬の違いも解説!

便秘の人が薬と上手に付き合うために知っておきたいポイント

便秘の人が薬と上手に付き合うために知っておきたいポイント

便秘の処方薬には副作用はありますか?

処方薬は効果が期待できる反面、副作用が出ることもあります。酸化マグネシウムは腸に水分を集めて便をやわらかくしますが、腎機能が弱っている方では体内にマグネシウムがたまり、高マグネシウム血症を起こすことがあります。刺激性下剤は大腸を強く動かすため、腹痛や下痢を伴うことがあります。さらに、ルビプロストンやリナクロチドといった新しい薬でも、吐き気や下痢などの副作用が報告されています。このように薬の種類によって起こりやすい副作用は異なります。

便秘の市販薬の副作用を教えてください

市販薬にも副作用があります。刺激性下剤では腹痛や下痢が起こることがあり、浸透圧性下剤は過量に服用すると電解質の乱れや脱水を招くことがあります。膨張性下剤は水分が足りない状態で飲むと腸につかえたような不快感や膨満感を生じることがあります。市販薬であっても成分によって起こりやすい副作用は異なります。

便秘の処方薬や市販薬を飲み続けると何か悪いことはありますか?

便秘薬を長いあいだ使い続けると、腸が薬の刺激や作用に慣れてしまい、自力で排便しにくくなることがあります。その結果、同じ量では効果が弱まり、より強い薬や量の増加が必要になることがあります。また、便秘の原因が大腸がんや内分泌の病気などにある場合、薬によって症状が一時的に和らぐことで病気が隠れ、診断や治療の開始が遅れてしまう危険もあります。

薬に頼らずに便秘を解消する方法を教えてください

薬を使わずに便秘を改善するには、生活習慣の工夫が基本です。野菜や果物、豆類、海藻、きのこなど食物繊維を含む食品をとることで、便の量とやわらかさが整いやすくなります。水分をこまめにとることも大切で、便の通過を助けます。

運動も有効で、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動は腸の動きを刺激します。さらに、朝食後にトイレに行く習慣をつけると腸のリズムが整いやすくなり、自然な排便につながります。十分な睡眠をとり、ストレスを減らすことも腸の働きを支える要素です。

編集部まとめ

編集部まとめ
便秘は軽く見られがちですが、放っておくと生活の質を下げたり、思わぬ健康リスクにつながったりします。病院で処方される薬は症状に応じて選ばれ、市販薬は一時的な便秘への対応に適しています。それぞれの役割を理解して、状況に合わせて使い分けることが大切です。

薬は便秘改善の助けになりますが、根本から整えるには生活習慣の見直しが欠かせません。食事や運動、水分補給や睡眠を意識しながら、薬を上手に取り入れることで、便秘の悩みが減り、普段の生活をより快適に送れるようになります。

参考文献

『便通異常症診療ガイドライン2023』(日本消化管学会)

『慢性便秘の治療―‌大腸刺激性下剤の種類とその使い方―』(日本内科学会雑誌)

『OTC医薬品の有効性および安全性の科学的根拠に関する メタ解析: OTC緩下剤の評価』(アプライド・セラピューティクス)

配信元: Medical DOC

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