
アジアを旅する最中、立ち寄った串焼き店で出合ったキュートな“串焼き泥棒”を描いたエッセイ漫画『海外の食べれなくなるめし。』に、X上で1.1万件を超えるいいねが集まっている。
作者は、海外で体験した出来事を描く漫画家の五箇野人さん(@gokayajin)。SNSやブログでも作品を発表している。
■「全然ヨユー…」からの“串焼き泥棒”の登場



海外の串焼き店で店主から「全部は食べられないかも」と不穏な予告をされた五箇野人さん。しかし、出された料理は見た目も量も問題なさそうに見え、「全然ヨユー…」と箸を伸ばした。
だが、その腕をペロリとなめる闖入者が現れる。くんくんと鼻を鳴らすのは、お店の近くに暮らす犬。串焼きを全部食べられないのは、そのかわいさにお客がついつい分けてしまうからだった……というエピソード。
ブログには実際の犬の写真も掲載され、その人懐っこい姿に、読者からは「こんなのズルいよ」「これは全部食べられませんわ」「かわいい常習犯」と反響が寄せられた。
■「自分のかわいさを分かってるな」人懐っこい常習犯の正体
この犬はお店の方が飼っているのか尋ねると、「基本的には野良犬なんですが、寝泊まりできる家が何件かあるそうです。この周辺のみなさんで面倒を見ている感じでした」と、地域で愛されている犬であることを明かした。
犬の様子やお店の雰囲気を尋ねると、「お店は飾らずローカルな感じで居心地よかったです。犬は上目遣いも上手で『自分のかわいさを分かってるな』と思えるほど人のことを理解して慣れている感じがあって、それも全部含めて愛らしかったです」と、そのキュートな常習犯ぶりにほっこりした様子。
■「同じ住民として」エサをやる海外の動物との距離感
五箇野人さんは、海外での動物をきっかけにした交流もこれまで何度も描いている。海外での動物を通して感じる文化の違いや、海外ならではの楽しみはあるのだろうか。
【五箇野人】野良犬や野良猫の数は日本と比べ物にならないほど居るという国が多いと感じます。ただ、日本のように『餌付けはNG』というところはまだ見たことがなく、同じ土地に住んでいる同じ住民としてみんながエサをやったりしている光景や、そのおかげで野良でもとても健康的だったりするのは見ていて素敵だなと感じます。
取材協力:五箇野人(@gokayajin)
※記事内に価格表示がある場合、特に注記等がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

