静電気火災の予防ポイントと日常でできる安全対策
写真:PIXTA
静電気は日常生活で誰もが経験する現象ですが、条件が揃えば火災の着火源となる危険性を持っています。特に冬の乾燥シーズンは帯電しやすく、家庭でのアルコール消毒、給油所での給油作業、DIYでの溶剤使用など、様々な場面でリスクが高まります。
予防の基本は、湿度管理(40~60%を維持)、衣類素材の見直し(綿など天然繊維を増やす)、放電の習慣づけ(金属部分に触れてから作業)、そして可燃性物質周辺での危険行動の回避です。ハンドクリームや静電気防止スプレーなどのアイテムも有効に活用しましょう。
特に避けるべきは、揮発性物質の近くでの脱ぎ着、給油中の車内への乗り降り、アルコール噴霧直後の火気接近です。これらの行為は火災リスクを著しく高めます。
日々のちょっとした習慣と注意で、静電気による火災は十分に防ぐことができます。本記事で紹介した対策を実践し、安全で快適な冬を過ごしてください。
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〈執筆者プロフィル〉
波戸つばさ
ライター
東北で生まれ育つ。3.11の震災を経て、防災はより身近な存在となりました。防災の大切さを自分なりに伝えられたらと思います。
