亜鉛の効果

亜鉛は新陳代謝やエネルギー代謝、免疫反応など、体内の様々な働きをサポートして正常に保つ役割を担っています。
味覚を正常に保つ
舌表面には味を感じとる「味蕾(みらい)」という受容器官があり、この中には味覚センサーのような働きを持つ「味細胞」があります。
味細胞は短いサイクルで生まれ変わっており、亜鉛が十分に摂取できていなければ味細胞の生まれ変わりが追い付かず、味覚が不安定になると考えられます。
皮膚や粘膜の健康を保つ
亜鉛は皮膚や毛髪などの構成成分であるたんぱく質の合成に関わります。
亜鉛を十分に摂取することで皮膚の炎症やかゆみなどのトラブル、脱毛などの症状を回避できると考えられています。
また、細胞の再生に関わっている亜鉛は皮膚の修復に必要なコラーゲンの生成を助け、皮膚の修復に重要な役割を果たします。
体の成長・発育を助ける
成長ホルモンの分泌に関わり、新陳代謝が活発な時期に必要量が増加するため、身長を伸ばすなど子どもの体を大きくすることに役立ちます。
免疫機能の維持
亜鉛には体内に侵入した細菌やウイルスなどを攻撃、排除したりする免疫機能を活性化させる働きがあります。
男性機能の維持
性腺(精巣)の発達や機能に関与し、不足すると男性ホルモンの合成や分泌が低下したり男性不妊の原因になることがあるといわれています。
亜鉛が不足する原因

摂取不足
動物性たんぱく質を日常的にあまり食べない方や加工食品に偏りがちな方、ダイエットによる食事量の制限や高齢による食欲の低下などが原因となります。
吸収阻害・吸収不良
亜鉛の吸収を阻害する食品には、フィチン酸、食物繊維、シュウ酸、タンニンなどがあります。特に未精製の穀類・豆類に多いフィチン酸や食物繊維、ほうれん草などの青菜に含まれるシュウ酸、緑茶・コーヒーなどに含まれるタンニンのほか、インスタント食品・加工食品の保存や品質保持の目的で使用される食品添加物のポリリン酸も亜鉛の吸収を妨げる可能性があります。
排泄・需要の増加
慢性的な病気(肝臓病、糖尿病、腎臓病等)のある方や、激しいスポーツなど発汗が多い状況では排泄が増加します。
また、妊娠・授乳、成長期などでは需要が増大し不足する可能性があります。
薬の影響
亜鉛を排出しやすくする作用のある薬を長期利用しているなど、薬の種類によっては亜鉛不足につながることがあります。
心配な時はかかりつけ医や薬剤師に相談することをおすすめします。
ストレスの多い生活
亜鉛は精神的な安定や睡眠に重要な役割を担うセロトニンやメラトニンなどの神経伝達物質生成に必要です。ストレスがかかると、亜鉛の消費量が増加するため不足しやすくなります。

