夫のスマホ使用に「イライラ」する妻たち…3つの問題行動が明らかに。
夫がスマホに夢中で、夫婦間のコミュニケーションの妨げになっている、子育てに支障をきたしているなんてことはないですか? 一人暮らしであれば自由にスマホ時間を確保しても問題ないかもしれませんが、夫婦となると相手のリズムにも合わせてスマホの利用時間を調整する必要も出てきます。今回、ママ向け情報発信メディア「ママスタセレクト」が実施した「旦那さんのスマホ」に関する調査の結果を参照して紹介します。調査は2025年9月20日〜21日、子どもがいる・妊娠中の女性688人を対象にしたものです。
調査の中で「旦那さんのスマホの使い方で、困ったり腹が立ったりするときはありますか?」という質問に対して、6割のママが「経験あり」と回答。子どもが呼んでもゲームを優先したり、家事を手伝ってほしい場面でスマホに没頭したりする夫の行動に、多くのママたちがストレスを感じている実態が浮き彫りになりました。結果は「ある」が59.4%と最多を占め、「ない」の33.7%、「その他」の6.8%を大きく上回りました。日常的なスマホの使い方が家庭の雰囲気に大きな影響を与えている様子がうかがえます。
「ある」と回答したママたちからは、具体的なエピソードが多数寄せられました。特に目立ったのが、わが子よりもスマホを優先する父親の姿です。「子どもが泣いているのにスマホをいじっている」「子どもが『パパ!』と呼んでも『これを倒してからね!』とゲームを優先」といった声が上がっており、子どもとのコミュニケーションよりもスマホのゲームや操作を重視する行動に、妻たちは強い不満を抱いています。
家事や育児の場面でも同様の問題が発生していました。「お風呂に入れてほしいのにゲームをやめない」「手伝ってと頼んでも『ちょっと待って』とすぐに動かない」など、家族が協力を求める重要な場面でスマホを手放さない夫の行動が、家庭内の負担バランスを崩す原因となっている様子。
さらに、食事中や外出先でのマナーに関する不満も多く聞かれました。「2人で食事に行ってもずっとスマホ」「家族で外食中に友人とLINE(ライン)に夢中」「子どもに注意されるほど、食事中もスマホを見ている」など、家族との大切な時間を軽視していると感じさせる行動にも不満が寄せられていました。スマホ依存とは対照的に、「スマホをほとんど触らず、連絡が取れない」という無関心なケースや、「充電したままアプリを開きっぱなしで寝る」「トイレにこもってスマホ」「スーパーで歩きスマホ」など、使い方そのものに首をかしげる声も少なくありません。
ママたちの声を分析すると、不満の原因は大きく3つに分類されます。わが子よりスマホを優先すること、家事・育児よりスマホを優先すること、そして家族での外出中でさえスマホを優先することです。
調査を実施したママスタセレクトでは、「便利だったはずのスマホが一転して、家族との関わりを妨げる存在となってしまっている」と指摘しています。重要なのは「いつ、どのようにスマホを使うか」ということで、家族の声に耳を傾け、「スマホを使う時間」と「家族と向き合う時間」を意識して切り替えることが家庭円満のための第一歩になると提言しています。この調査結果は、現代の家庭におけるデジタルデバイスとの付き合い方について、重要な示唆を与えています。家族内でルールやマナーを共有することで、スマホが家族の絆を深めるツールとして活用されることが期待されます。
(LASISA編集部)

