21センチの哲学
「21cmサイズのせいろをすごくお勧めしてるんですが、これが冷凍うどんや焼きそばの袋麺がきれいに入るサイズなんです」
実用性への徹底したこだわり。初心者は21センチ、2段使い。この具体的な提案が、せいろを「特別な道具」から「日常の相棒」に変えた。
みたらし団子も蒸す自由
「みたらし団子をせいろで蒸してみたら、すごくおいしかったんです。それなら、ほかの和菓子も絶対合うと思って」
パンも、焼き菓子も、麺もなんでも蒸す。ときには失敗もある。「生魚のサバをそのまませいろで蒸した時は臭みがもろに出てしまって…」。でも、その実験精神が新しい食文化を生む。

著書『すべてを蒸したいせいろレシピ』より
「みんな野菜を食べたいって意識があるけど、実際には自分で思うほど食べられてない」。そんな普遍的な悩みに、デジタルネイティブの感性で答えを出した。

