自分を大切にする恋をしてほしい
その後、野々花の同期だった子から話を聞いた。野々花は退職後にハローワークに通い、職業訓練を受けているらしい。そこで学ぶ彼女はばっさりと髪を切り、以前と印象もだいぶ変わったという。
恋愛にばかり溺れていた大学時代には見向きもしなかったかもしれない学ぶ機会。それらを取り戻していることにはホッとした。
「大学時代から、野々花はずっと病んでたんだと思います。野々花は、佐藤さんに感謝してましたよ」
「それならよかった」
恋をすることは、何も悪いことじゃない。ただ度が行き過ぎると、職場どころか自分の人生まで危ぶまれる。それに気づけた彼女はもう、同じ過ちを繰り返さないだろう。
彼女を見届けた私は今日も、愛する家族のため、元気に職場で働いている。
あとがき:職場とプライベートの両立に大切なこと
恋愛脳モンスターに見えた新人・野々花。しかし彼女の裏側には、恋に侵されすぎた心の闇が潜んでいたようです。今回は主人公・美月のおかげで自分を取り戻せたようですが、職場に迷惑がかかる前に自覚できたのなら、退職まではいかなかったのかもしれません。
地続きの時間の中、職場とプライベートを分けることが困難な場面もあるでしょう。けれど美月の考えのように、自分の幸せを第一に考えられたなら、他者への配慮もできるはず。余裕ある振る舞いをするにはまず、自分自身を大切にしてみてはいかがでしょうか。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています。
記事作成: hiiro
(配信元: ママリ)

