
今年4月に、地域内唯一のスーパーが撤退した京都府京丹後市丹後町間人。買い物難民化のリスクが高まる中、地域活性事業を行う「うまやど商会」が8月に開業した「うまやど市場」では、11月17日(水)より、自然食品約250品目を販売する「自然食品専門エリア」を新設した。
「うまやど市場」オープンの背景
京都府京丹後市丹後町間人では、今年4月に唯一のスーパーが撤退し、地域住民の買い物環境が一変した。特に高齢者や車を持たない住民にとっては、食料品や生活必需品を手に入れること自体が負担となり、「買い物難民」化の懸念が急速に広がっていたという。
さらに、移住希望者にとっても「生活インフラとしてのスーパーの有無」は重要な判断材料であり、地域活性の観点からも大きな課題だった。
こうした地域課題を背景に、地域活性事業を展開する「うまやど商会」が、素人ながら一念発起して立ち上げたのが「うまやど市場」だ。
8月の開業以降、住民からは「遠くまで買いに行かなくて済む」「日常品がすぐ近くで買えて便利」との声が寄せられ、地域インフラとしての役割を果たしてきた。
今回の「自然食品エリア」新設は、“地域の健康的な食の選択肢を広げ、同時に地域循環型経済を生む”という目的のもと始まったという。
間人では入手しづらかった自然食品を販売

左:いととめ代表 廣野公昭氏、右:うまやど商会代表 谷口良平氏
今回「うまやど市場」内の特別室に新設された「自然食品専門エリア」は、京丹後市で自然食品の普及に取り組んできた「いととめ」代表・廣野公昭氏が全面監修を行っている。
「自然食品専門エリア」では、自然調味料、添加物不使用の加工品、有機素材を使用した乾物、地域産の無農薬野菜など、これまで丹後町間人では入手しづらかった商品を幅広く揃えている。
新設当初のアイテム数は約250品目程度だが、徐々に取り扱いアイテム数を増やし、最終的には400品目を超える規模を目指し、地域住民にとって日常的に自然食品が選択できる環境の整備を進めていく予定だという。
