せっかくのお茶会なのに…うっかりしてしまい
当日、賑やかな父子4人を見送った後、私はともみさんと二人、リビングのソファに腰を下ろしました。
「今日はありがとうね、ゆりちゃん。久しぶりにこういう時間を持てて嬉しいわ」
ともみさんは、心底リラックスしたように微笑みました。
「こちらこそ、誘ってくれてありがとう。ちょっと奮発して買った、おいしいカフェオレがあるのよ。牛乳で割って飲むタイプなんだけど」
私はそう言って、キッチンの棚から、少し高級な瓶入りのカフェオレベースを取り出しました。ともみさんが目を輝かせて「それ、CMで見て気になってたの!」と言ってくれたので、私も嬉しくなりました。
早速、冷蔵庫を開けました。しかし、ここで一つの問題に気がついたのです。
「あら…牛乳を切らしているわ」
私は思わず声を上げました。昨夜、息子が寝る前に全部飲んでしまったようです。
「ごめんなさい、ともみさん。このカフェオレは牛乳で割って飲みたいよね。楽しみにしていたのに、本当に申し訳ないわ」
私は慌てて謝罪しました。ともみさんは「気にしないで、何か他の飲み物でも」と言ってくれましたが、私はともみさんがこのカフェオレを心待ちにしていたことを知っています。
「すぐ近所のコンビニで買ってくるから! 5分もかからないから、少しだけ待っていてね」
私はそう言って、慌ただしく家を飛び出しました。この「たった5分」で、ともみさんと私の信頼が大きく揺らぐことになるなんて、このときはつゆにも思わなかったのです―――。
あとがき:妊娠時代からのママ友との絆は、強い!
人生の転換期ともいえる妊娠出産は、女性からするととにかく心細いもの。そんな時、同じ境遇の友人がいるととても心強いですよね。
それだけ素敵な友人なら、主人公がここまで心を寄せるのも頷けます。
※このお話は、ママリに寄せられた体験談をもとに編集部が再構成しています。個人が特定されないよう、内容や表現を変更・編集しています
記事作成: kgrddm
(配信元: ママリ)

