「大動脈解離の再発率」についてよくある質問
ここまで大動脈解離の再発率を紹介しました。ここでは「大動脈解離の再発率」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
大動脈解離の予後は悪いのでしょうか?
佐藤 浩樹 医師
大動脈解離を発症した人の約20%は病院に到着する前に死亡します。治療を受けない場合、最初の2週間の死亡率が特に高く、発生部位によって異なります。治療を受けた場合の生存率は、心臓に近い部分で約70%、遠い部分で約90%です。2週間を乗り越えた人の5年生存率は60%、10年生存率は40%で、最終的に約3分の1が解離の合併症で死亡し、残りの3分の2は別の病気で亡くなります。これらの結果より、予後の悪い疾患といえるでしょう。
大動脈解離の10年生存率について教えてください。
佐藤 浩樹 医師
解離のタイプ、治療法、合併症などの因子によって異なるため、一律に生存率を示すことは難しいです。しかし、大動脈解離を発症し適切な治療を受け、2週間を乗り越えた患者さんの10年生存率は40%と報告されています。
まとめ 大動脈解離の再発予防には血圧管理と生活習慣の改善を
大動脈解離は、大動脈の壁が裂ける危険な病気で、激しい胸や背中の痛みが特徴です。高血圧や動脈硬化が主な原因とされ、予防には血圧管理や生活習慣の改善が重要です。命に関わる病気のため、症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
「大動脈解離」と関連する病気
「大動脈解離」と関連する病気は6個ほどあります。
各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
循環器科の病気
高血圧心筋梗塞心不全大動脈弁閉鎖不全
心タンポナーデ脳梗塞脳神経内科の病気
脳梗塞大動脈解離は、心タンポナーデ、心不全、脳梗塞などを合併する命にかかわる疾患です。しかし、良い生活習慣を心がけると予防が可能です。一度、自身の生活習慣を見直すことをお勧めします。
「大動脈解離」と関連する症状
「大動脈解離」と関連している、似ている症状は8個ほどあります。
各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
関連する症状
胸痛背部痛
手足のしびれ
手足の麻痺
言語障害
腹痛嘔吐失神
大動脈解離が起こると、さまざまな症状が出現します。これらの症状が続く場合は、ためらわずに病院を受診しましょう。
参考文献
大動脈瘤と大動脈解離(国立循環器病研究センター)
2020年改訂版 大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン(国立循環器病研究センター)
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