冬はアウターが着こなしの主役だからか、合わせるインナーは気を抜きがちというか、マンネリしてしまう傾向があると思います。それに気づいたのは、まさに筆者がそうだから(笑)。基本的にインナーはニットとTシャツの組み合わせばかりで、かろうじてニットのデザインや色で変化をつけている感じです。
せっかくレイヤードが楽しめるシーズンなのに、もったいないですよね。そこでインナーのバリエを増やしたいと考えていたら、あるアイテムの存在に気づきました。それがなぜか冬だけ極端に登場回数が少なくなる、シャツです。1枚で着るのは当然寒いし、意外とレイヤードがしにくい。でも本来、ワードローブに欠かせないアイテムだし、冬に使わないなんてもったいない! と気づいたのです。
そこで業界切っての洒落者で、センスの光るレイヤードスタイルも定評があるコミュニケーションプランナー 安武俊宏さんに、冬コーデにおけるシャツの活用法を伝授していただきました。今回はシャツと重ねるアイテムをフーディとタートルネックニットのみ、と厳選。女性も参考になること間違いなしのテクニックが満載だったので要チェックです!
冬コーデにおけるシャツ活用法でおさえておくべき3つのポイント
シャツをのぞかせるだけでこんなに洒落るなら、取り入れない手はありませんよね
安武さんのテクニックを紹介する前に、冬コーデにおけるシャツ活用法でおさえておくべき3つのポイントをお伝えします。シャツの選び方から合わせるニットのデザインまで、確実に洒落たレイヤードを作るのに超重要なポイントになるので、チェック必須です!
ポイント1:重ねるシャツはツルッとした生地がベスト
「シャツの生地もさまざまですが、冬のレイヤードにオックスフォードなどの厚手の生地はトゥーマッチ。アメトラスタイルに仕上げるなら別ですが、少しニットと風合いが似ていて、溶け込んでしまうんです。シャツのレイヤードを効果的にアピールするなら、ブロード系のツルッとした生地のシャツをセレクトするのがベストです」
ポイント2:ネックサイズがジャストなモノを選ぶ
「ネックサイズにこだわる女性はほとんどいないと思いますが、ネックからシャツをチラ見せさせるとなると重要になります。というのも、ネックがゆるいとレイヤードしたとき、襟が浮いてしまうんですよね。フロントボタンを全て留めてきちんとシャツを着たとき、ネックに指が1本入るくらいがジャストなサイズになるので購入時にぜひチェックしてみてください」
ポイント3:襟はヌケ感を演出できるワイドカラーで
「最後に襟のカタチについて。シャツの基本はレギュラーカラーですが、それだとネックから見せたときのバランスがイマイチ。オススメはレギュラーカラーより襟の開きが広い、ワイドカラーです。見え方のバランスがよくなり、襟もとに絶妙なヌケ感も演出できるんです」
トップスとボトムスのシルエットバランスも絶妙。「シャツレイヤードはトップスにボリュームが出るので、ボトムスは太めがオススメです! 」と安武さん
パーカのカジュアル感をおさえて洒落度をアップできるシャツレイヤード法
まずはニットパーカとのレイヤードから。「ニットもスエットも関係なく、パーカは1枚で着るとめちゃくちゃカジュアルに仕上がってしまいますよね。さらに定番のTシャツ合わせは、少しもの足りなく感じることも。そんなときこそシャツの出番。シャツを入れることで一気によそいき仕様になり、洒落度も格段にアップするんです」
「今回合わせたシャツ、じつは夏モノの、半袖なんです。パーカを脱がなければ問題ないですし、レイヤード要員であれば冬でも重宝します。しかもプルオーバータイプというのもポイント。ボタンがNGではないですが、ボタンがないとすっきり仕上がるんです。ちなみにシャツの裾はラウンドしているほうが好バランスかつ洒落見えしますよ」
ボタンダウンをあえて外して襟をチラ見せ。このシャツはネックサイズが少し大きめらしく、タートルネックをはさんでバランスを図ったそう
確かにボタンがないとかなりすっきり見えます。しかもレイヤードなら夏のシャツも使えるなんて最高です!
安武さんは特に言及していませんでしたが、裾からシャツをのぞかせる場合はトップスと色味をさりげなく揃えていました

