「米ってどうやって炊くの?」料理を一度もしたことがなかった男が今では主婦顔負け!妻のため、子どものために品数が増えた【インタビュー】

「米ってどうやって炊くの?」料理を一度もしたことがなかった男が今では主婦顔負け!妻のため、子どものために品数が増えた【インタビュー】

10代のころは「一生誰かに食わしてもらって生きよう」と心に固く誓っていた、パパ頭(@nonnyakonyako)さん。料理は魔法みたいなもので、何がどうなって完成形にいたるのか想像つかなかったという。そんなパパ頭さんが家族の料理まで作れるようになった、『日々のつぶやき。』より『私が料理を始めた理由』を紹介するとともにインタビューを行った。


高校教員であり2児の父でもあるパパ頭さんは、妻子との日常を漫画を描き、Xのフォロワー数は10万を超える。Xに投稿した『私が料理を始めた理由』には5.5万いいねが集まり、『日々のつぶやき。』に描き下ろしを加えた書籍『パパが育休とってみたら妻子への愛が深まった話』も発売中。

■「米ってどうやって炊くの?」調べるようになると、料理は作れるようになる

【漫画】がんばれ私 きらきら道中 私が料理を始めた理由
【漫画】がんばれ私 きらきら道中 私が料理を始めた理由 / 画像提供:(C)パパ頭

10代のころは一度も料理をしたことがなかったパパ頭さん。「一生誰かに食わしてもらって生きよう」というスタンスだったが、両親の海外赴任をきっかけに一人暮らしを始め、カップラーメンとご飯という炭水化物×炭水化物のお腹を満たすメニューを作れるようになった。その後、今の奥さんとのお付き合いをきっかけに料理を覚えたという。

がんばれ私 きらきら道中 私が料理を始めた理由02
がんばれ私 きらきら道中 私が料理を始めた理由02 / 画像提供:(C)パパ頭

実は、奥さんも料理を一度もしたことがなく、「一生誰かに食わしてもらって生きよう」と思っているパパ頭さんと同族だった。そこでパパ頭さんは、「自分が作れるようになれば、付き合えるのでは?」とひらめいた。奥さんの胃袋をつかむために日々、試行錯誤。自分のためにではない「誰かのために」作るご飯は、炭水化物×炭水化物から彩りの良いものにレベルアップ。そして、月日は流れ、子どもが生まれて「ちゃんとしてものを食べさせてあげたいな」という気持ちが芽生えると品目も多い、栄養満点のご飯を作れるようになった。

がんばれ私 きらきら道中 私が料理を始めた理由03
がんばれ私 きらきら道中 私が料理を始めた理由03 / 画像提供:(C)パパ頭

そして現在、奥様とはどのような形で家事を分担しているのかを聞くと、「お互いの長所を活かし短所を埋め合わせるような形で分けあっています。例えばですが、妻は肌が弱いので、水が絡む家事(炊事洗濯、子供の歯磨きなど)はできる限り私が担当しています。一方、私は偏頭痛持ちで、睡眠不足になると発症しやすいので、夜中の寝かしつけやおねしょ対応などは妻が主に担当してくれています。とはいえ、実際の生活においてはなかなか予定通りにはいかないことも多いので、互いの長所を活かす意識を持ちつつも臨機応変に対応している感じです」とにかく、お互いの気遣いで成り立っているようだ。

がんばれ私 きらきら道中 私が料理を始めた理由04
がんばれ私 きらきら道中 私が料理を始めた理由04 / 画像提供:(C)パパ頭

料理を続けるコツは、「私の場合は、食べてくれる人が喜んでくれるメニューを考えながら作るのがモチベーションになっています」とか。「これは別に他利的な精神で言っているわけではなく、私の場合、自分のための料理だと思うと、何でもいいような気がしてきてしまって、いまいちやる気がでなくなってしまうんです。自分だったら最悪毎日同じメニューでもいいところを、妻子が食べると思えばちょっと頑張ろうかなという気持ちにもなる。そういう意味でも、妻子の存在には助けられてるなと思います。妻子がいなかったら、外食ばかりでやたらお金をかけてたか、退廃的な食生活を送っていた気がします」

がんばれ私 きらきら道中 私が料理を始めた理由05
がんばれ私 きらきら道中 私が料理を始めた理由05 / 画像提供:(C)パパ頭

自分のために作るご飯は、ただお腹が満たされればいいというもの。作る相手ができると、見栄えにも凝るようになり、子どものためとなると栄養が気になるようになった。いつの間にか、普通に料理が作れるようになったパパ頭さん。このエピソードには「すごい」「リスペクトする」「お前が作れよ!とか押し付け合わないのすてきすぎて腰抜かす」などの声が届いた。

がんばれ私 きらきら道中 私が料理を始めた理由06
がんばれ私 きらきら道中 私が料理を始めた理由06 / 画像提供:(C)パパ頭

「日々のつぶやき。」では、日常的な子どもの様子を描いたものが多いが、お気に入りのエピソードを聞くと、「子どもたちが特に手がかかり、家で彼らを見守ってくれている妻のコンディションも限界にきていたころに描いた『脳を守れ!』という漫画が気に入っています。気遣いや優しさのつもりであっても、かえって追い詰めてしまうこともあるのだと痛感しました」という。

がんばれ私 きらきら道中 私が料理を始めた理由07
がんばれ私 きらきら道中 私が料理を始めた理由07 / 画像提供:(C)パパ頭

「育児に参加してほしい」というママたちの代弁者のようなパパ頭さんは、「できるだけ多くの時間を妻子と共に過ごし、その言葉に耳を傾けるのはもちろん、見えていなかったり言葉にはなっていないことについても、想像力を働かせることを心がけています」と、奥さんのことを第一に考えた生活を送る。現在は、YouTubeにも積極的。「これからもマイペースではありますが、漫画を描いていくつもりです。世界のどこかでこんな暮らしをしてる家族もいるのか~とゆるい気持ちで楽しんでもらえたら幸いです」と話す。


取材協力:パパ頭(@nonnyakonyako)

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