スルフォラファンの効果とは?Medical DOC監修医がスルフォラファンの効果・一日の摂取量・過剰摂取すると現れる症状などを解説します。
※この記事はMedical DOCにて『「スルフォラファンの効果」はご存知ですか?過剰摂取すると現れる症状も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修管理栄養士:
中島 三容子(管理栄養士)
一般企業で約20年自動車部品の設計補助業務に従事したのち、栄養士の世界へ。2022年に管理栄養士資格取得後は、国家試験対策教材の制作サポートや食育コーディネートに携わる。また、持続血糖測定の管理事務および保健指導を行い、ひとりひとりの「なんとなくわかっちゃいるけど」に寄り添いアプローチする。
「スルフォラファン」とは?

「スルフォラファン」はイソチオシアネートと呼ばれる辛味成分、香気成分の1種です。ブロッコリー、キャベツ、大根、わさびなどアブラナ科の野菜には前駆体のグルコシノレートという成分が含まれています。イソチオシアネートは、このグルコシノレートが調理や咀嚼による野菜組織の傷害などに伴って野菜中や腸内細菌中のミロシナーゼという酵素と混ざり、分解されることによって生じる化合物です。その中で、ブロッコリー(特に新芽=スプラウトに高濃度)に含まれる「グルコラファニン」というグルコシノレートにミロシナーゼが作用して生じるイソチオシアネートが「スルフォラファン」です。1997年にアメリカのジョンズ・ホプキンス大学のポール・タラレー博士がブロッコリーに含まれる健康成分のひとつがスルフォラファンであることを発見しました。以来、ファイトケミカル(植物に含まれる天然の化学物質の総称)は、健康維持や病気の予防に役立つ可能性がある成分として注目されており、スルフォラファンをはじめとした多くの化合物について、世界中でさまざまな研究が行われています。
スルフォラファンの一日の摂取量

日本人の食事摂取基準2025年版に、スルフォラファンの摂取量の基準はありません。機能性表示食品の評価結果として、スルフォラファングルコシノレート(スルフォラファンの前駆体)を1日あたり24mg摂取することで、肝機能の改善などの効果が期待されるとの報告があります。また、安全性試験として健常者へ一日当たり262mgのSGSを12週間摂取させた試験や、一日当たり350mgのSGSを7日間摂取させた試験が報告されていますが、いずれも重大な有害事象は報告されていません。

