生化学検査の血液検査項目
次に生化学検査の項目について解説します。
血液検査の項目名とわかること
それぞれ何を診ているのかをお示しします。
項目名 内容・わかること
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP 肝臓の働きを反映。高値で肝炎や脂肪肝の可能性を考えます。
AMY(アミラーゼ) 膵臓の働きを評価します。唾液腺からの分泌もあります。
BUN、クレアチニン 腎機能を評価。高値で腎障害や脱水が考えられます。
血糖値、HbA1c 糖尿病の有無やコントロール状態を示します。
コレステロール(HDL、LDL)、中性脂肪 動脈硬化や脂質異常症のリスクを評価します。
CRP 炎症や感染症の活動性を示すマーカーです。
尿酸 高値で痛風や腎障害を疑います。
これらが生化学検査の項目として挙げられます。
血液検査項目ごとの基準値・異常値
生化学検査の項目の基準値と、精密検査の対象になる異常値は以下のようになります。
項目名 基準値 異常値
AST(GOT) 30 U/L以下 51 U/L以上
ALT(GPT) 30 U/L以下 51 U/L以上
γ-GTP 50 U/L以下 101 U/L以上
総たんぱく 6.5-7.9 g/dL 6.1 g/dL以下、8.4 g/dL以上
アルブミン 3.9 g/dL以上 3.6 g/dL以下
クレアチニン
男性:1.00 mg/dL以下
女性:0.70 mg/dL以下
男性:1.30 mg/dL以上
女性:1.00 mg/dL以上
空腹時血糖値、HbA1c 空腹時血糖値 99 mg/dL以下、かつ HbA1c 5.5%以下 空腹時血糖値 126 mg/dL以上、かつ HbA1c 6.5%以上
LDLコレステロール 60-119 mg/dL 59 mg/dL以下、180 mg/dL以上
HDLコレステロール 40 mg/dL以上 29 mg/dL以下
中性脂肪 30-149 mg/dL 29 mg/dL以下、500 mg/dL以上
CRP 0.30 mg/dL以下 1.00 mg/dL以上
尿酸 2.1-7.0 mg/dL 9.0 mg/dL以上
こちらも、基準値は医療機関によって多少異なる場合があります。
その他の血液検査項目
そのほかにも、以下のような血液検査項目があります。
凝固検査
PT、APTT、フィブリノーゲンなどを測定し、出血傾向や血栓症リスクを調べます。抗凝固薬を使用している方では必ず確認が必要です。
感染症
感染症の血液検査では、B型・C型肝炎、梅毒、HIVなどの感染有無や過去の感染歴を調べます。多くは抗体や抗原を検出する検査で、妊娠前や手術前、医療従事者の健康管理にも重要です。

