「血液検査の各項目」は何を見ている?基準値と異常値から疑う病気を医師が解説!

「血液検査の各項目」は何を見ている?基準値と異常値から疑う病気を医師が解説!

血液検査の異常で気をつけたい病気・疾患

ここではメディカルドック監修医が、「血液検査」に関する症状が特徴の病気を紹介します。どのような症状なのか、他に身体部位に症状が現れる場合があるのか、など病気について気になる事項を解説します。

貧血

血液中の赤血球やヘモグロビンが不足し、酸素を十分に運べなくなる状態です。鉄分不足や月経、消化管出血が原因のこともあります。動悸やめまいが続く場合は内科を受診し、原因に応じて鉄剤や食事療法で改善を図ります。

白血病

白血球が異常に増える血液のがんで、貧血や発熱、出血しやすさがみられます。急に疲れやすくなったり青あざが増えたりする場合は注意が必要です。血液内科での精密検査と早期治療が重要です。

膠原病

免疫異常により体のさまざまな臓器に炎症が起こる自己免疫疾患です。関節痛や発熱、倦怠感、皮疹などが特徴です。原因は不明ですが、ストレスや感染が関与することもあり、膠原病内科やリウマチ科での診断が必要です。

痛風

尿酸が血液中にたまり、関節に結晶ができて炎症を起こします。足の親指などに急な激痛が起こるのが特徴です。食事や飲酒の影響が大きく、内科や整形外科で薬物療法と生活改善を行います。

糖尿病

インスリンの分泌や作用が不十分になり、血糖値が慢性的に高くなる病気です。初期は自覚症状が乏しいものの、進行すると喉の渇きや体重減少がみられます。早期に内科での検査・治療を受けることが大切です。

「血液検査の項目」で異常値があったら?

血液検査で異常値が見つかっても、まずは慌てずに結果を確認しましょう。食事内容や睡眠不足、脱水など一時的な要因で数値が変動することもあります。医師から再検査を指示された場合は、数週間後に再度検査して変化を確認します。明らかな高値・低値が続く場合は、精密検査で原因を特定することが重要です。軽度の異常なら経過観察で改善するケースもあります。例えば、糖質や脂質のとりすぎをやめる、などの生活習慣の見直しが大切です。

「血液検査の項目」についてよくある質問

ここまで症状の特徴や対処法などを紹介しました。ここでは「血液検査の項目」についてよくある質問に、メディカルドック監修医がお答えします。

血液検査はたくさんの項目がありますが、特にどの項目の結果を重視すべきですか?

木村 香菜 医師

一概には言えませんが、肝機能・腎機能・血糖・脂質の項目は生活習慣病と深く関係します。連続して異常が出る場合は要注意です。

健康診断の血液検査で1項目でも異常値が見つかったら病院に行くべきでしょうか?

木村 香菜 医師

軽度の異常なら経過観察でよい場合もあります。検査値の変化を追うことが大切です。

ストレスや疲れが溜まっているときに影響が出やすい血液検査項目は何ですか?

木村 香菜 医師

ストレスや疲れによって影響がでることがある血液検査の項目として、白血球が知られています。ストレスによって、白血球が増加することがあります。

まとめ 血液検査の項目で身体の状態をチェックできる!

血液検査は、体の中を可視化する重要な健康指標です。数値の変化には必ず意味があります。結果を見たら終わりではなく、日常生活や食事の改善につなげることが、健康維持の第一歩になりえます。

「血液検査」の異常で考えられる病気

「血液検査」から医師が考えられる病気は14個ほどあります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからメディカルドックの解説記事をご覧ください。

循環器系の病気

動脈硬化症

心不全心筋梗塞

内分泌系の病気

糖尿病脂質異常症

高尿酸血症(痛風)

甲状腺機能亢進症甲状腺機能低下症

血液・免疫系の病気

貧血白血病膠原病

消化器内科系の病気

脂肪肝ウイルス性肝炎

腎臓内科系の病気

慢性腎臓病

血液検査の結果は、健康の鏡となります。気になる数値があれば放置せず、早めの相談を心がけましょう。

参考文献

臨床検査のガイドライン2024|日本臨床検査医学会

判定区分 2025年度-日本人間ドック・予防医療学会

臨床検査のガイドライン2021 JSLM2021

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配信元: Medical DOC

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