中国の辛い春雨スープ「麻辣湯」がトレンドに
クックパッドが今年の注目料理を選出する「食トレンド大賞2025」で、中国生まれのスープ料理「麻辣湯(マーラータン)」が第2位にランクインしました。
麻辣湯は、四川省発祥の薬膳スパイスが香る春雨スープ。特に20〜30代前半の女性から熱い支持を集め、2025年3月以降はSNSでの投稿も急増しています。
話題の専門店には連日行列ができるほどの人気で、今年を代表するトレンドメニューの一つとなっています。
Z世代を虜にする「カスタマイズ性」と「ヘルシーさ」
人気の理由の核にあるのは、「カスタマイズ性」と「ヘルシーさ」の両立です。
白菜、きのこ、豆腐、練り物、肉団子、葉物野菜、卵など、選べる具材は数十種類。辛さもマイルドから激辛まで調整できるため、自分好みの一杯を作れます。
具材×辛さの自由度が生む「自分だけの一杯を作る楽しさ」は、自分らしい食体験を好む若い層にしっかり刺さっています。
さらに、具材を自分で選ぶスタイルだからこそ、カラフルな野菜や存在感のある肉団子など、見た目の印象が大きく変わります。彩り豊かな具材が並ぶ様子は写真映えしやすく、SNSに投稿しやすい点も人気を後押ししています。
また、春雨や野菜を中心とした構成や、薬膳スープの“効きそうなイメージ”が相まって、「ダイエット中でも罪悪感がない」「代謝が上がりそう」といったポジティブな印象を与えていることも特徴です。「おいしいものを食べたいけれど、健康も気になる」というニーズにしっかり応えています。

