韓国・中国カルチャーの後押しも
K-POPアイドルやインフルエンサーが麻辣湯を紹介する流れに加え、テレビや雑誌での露出もブームを後押ししています。韓国や中国のポップカルチャーに親しむZ世代にとって、麻辣湯は「憧れの国の味」でもあるのです。
また、麻辣湯ブームの延長線上として「タンミョン(韓国春雨)」の人気もさらに高まっています。もちもちとした食感が特徴的なタンミョンは、麻辣湯の具材としても、単体の料理としても注目を集めています。
外食から家庭へ、広がる麻辣湯の輪
こうしたニーズを受け、チェーン店の全国展開が加速しています。外食では1000円前後で満足感が得られる価格帯の手頃さも、若年層に支持される理由の一つです。
さらに、食品メーカーからもレトルトや調味料が続々と発売され、家庭への定着も進んでいます。業務スーパーやカルディなどで手に入る調味料の普及も、浸透を支える要因です。

